ヨットやクルーザーで尾道市を訪れた観光客が、同市土堂の中央浮桟橋「海の駅」へ係留するケースが年々増えている。市中心部にある立地の良さが好評。シーズンの夏場には係留を断るケースもあり、海からの観光客誘致へつなげたい市や商工会議所は、新たな係留施設の設置を広島県などに要望している。
海の駅は、観光やマリンレジャーを楽しむために船で訪れる旅行者の拠点にしようと、2002年から全国で設置が始まった。県内では福山市や呉市の桟橋など計12カ所が認定を受けている。
09年度の中央浮桟橋の利用隻数は249隻(1月末時点)。年々利用者が増え、同桟橋が海の駅となった05年の112隻から2・2倍に伸びている。
管理する尾道商工会議所によると、海の駅近くに船のメンテナンスや給油ができる施設、生活に必要な銭湯やコインランドリーがある立地条件も人気の要因。市内への滞在延べ日数も本年度は580日で「地域に与える経済効果は大きい」とする。
ただ、係留できる隻数は最大5、6隻。観光シーズンの春から夏にかけて、係留を断るケースも増えている。市などは物流の拠点として栄えた尾道港を観光港にも位置付けており、新たな係留場の設置を県に要望している。
【写真説明】尾道を観光で訪れるヨットやクルーザーの係留が年々増えている中央浮桟橋
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