'12/1/28
球場そばのBBQ小屋撤退
マツダスタジアム(広島市南区)西側の集客施設予定地の暫定利用で、バーベキュー小屋を開設していた中区の飲食業者が1月末で撤退する。契約は3月末までだが、「呼び込みをするな、など市の制約が厳しい」と見切りをつけた。市はにぎわい創出の新たな担い手を探す必要に迫られる。
バーベキュー小屋は地元の海や山の幸が楽しめる「ふるさとダイニング」として、球場西側の市土地開発公社の遊休地に2011年7月オープン。約400席を備え、全国の物産市を開くイベント用スペースを併設した。
業者は広島県の「瀬戸内・海の道構想」の実証実験で南区宇品など県内3カ所で冬季にかき小屋を手掛けている。
ところが、オープン当初から市は業者の営業手法に注文を付けた。球場に向かう観客へのチラシの配布や声掛けのアピールに対し、市は「人だかりができると通行の妨げになる」と中止を要請。看板の設置や観光バスの駐車にも難色を示した。
業者は「市が協力的でない」と不信感を募らせ、早期の撤退を決意。10月以降は営業をしていない。初期投資で約3千万円かけた電気や水道の設備は撤去する。
業者は「球場周辺ににぎわいをとの市の考えに共鳴したのに、営業すると制限をかけてばかり。活性化はお題目としか思えない」と憤慨する。一方、市都市活性化局の品川弘司・市民球場調整担当課長は「呼び込みなどの禁止事項は口頭で事前に伝えていた」と反論する。
【写真説明】マツダスタジアム(右奥)の西側で進むバーベキュー小屋の解体工事
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