中国新聞


知的財産戦略
―発明や創作で経済活性化―

 「知的財産」の重要性が注目されています。知的財産というの は、新しい発明や商品の作り方、デザインなど人間が知恵(ちえ) をしぼった成果のことで、それを使うと大きな利益になることが分 かってきたからです。

 その知的財産を使って経済や社会を活発にしようというのが政府 の「知的財産戦略」です。

 音楽や映画、放送番組、アニメーション、ゲームソフトなどの創 作物もりっぱな知的財産なのです。

 日本はこうした知的財産を豊富に持っていましたが、これまで十 分に活用されていませんでした。

 アジア諸国の中には、日本独自の商品をそっくりまねた「コピー 商品」をつくっているところがあり、海外の日本製品の販売(はん ばい)が減るなどの被害が出ています。

 日本政府は七月に「知的財産戦略大綱」を決めました。法律を二 〇〇三年までに制定し、大学に「知的財産本部」をつくり、知的財 産がたくさん生まれるよう後おしします。

 各国政府などと協力して悪質な類似品をへらす努力をし、知的財 産を会社の外にもらす「産業スパイ」には厳しい罰則を適用しま す。

 こうした対策で、日本の企業は大きな利益を生み出しやすくなる のです。国土がせまく、資源が少ない日本は、知的財産でお金をか せぎ、海外との競争に勝てるような社会にしたいというのが国の方 針なのです。



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