中国新聞

飲みたいけど尿酸値心配…
低プリン体発泡酒
中高年の心つかむ

 痛風の原因となるプリン体を大幅に減らしたことを売り物にした 発泡酒が、相次いで登場した。尿酸値が気になりながらも飲み続け たい中高年の男性を中心に、売れ行きは好調という。

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プリン体カットが売り物の「淡麗アルファ」(左)と「ダイエット生」

 二月五日に「プリン体90%カット」の「淡麗アルファ」を発売し たのはキリンビール。三百五十ミリリットル缶に含まれるプリン体 は〇〜一・二ミリグラムで、同社の従来品(約十二ミリグラム)の 一割以下、ビール(約二十五ミリグラム)の二十分の一以下に抑え た。

 サントリーは二〇〇一年十月から「カロリー50%カット、糖質70 %カット」で販売してきた「ダイエット生」に、「プリン体50%カ ット」の表示を一月二十八日から加えた。プリン体は百ミリリット ル当たり約一ミリグラム。

 プリン体は肝臓で尿酸へと代謝される。尿酸が過剰になると、成 人男性の五人に一人と推定される高尿酸血症や、三十代の発症が増 えている痛風を引き起こす。発泡酒の原料では麦芽に多く含まれて いる。ビールに比べ麦芽使用率の低い発泡酒は、もともとプリン体 は少ない。

 それに加えキリンビールは「特許出願中なので詳しくは言えない が、世界初の吸着除去技術で減らした」。一方、サントリーは「麦 芽の使用を控えた結果、減少につながった」という。

 プリン体が少ないから飲みすぎても大丈夫、とはいかない。山中 寿・東京女子医大助教授は「アルコールそのものによる尿酸値上昇 作用も大きい」と指摘。昨年、低プリン体発泡酒が登場する前に作 成された「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」は尿酸値への影 響が出るのは「日本酒は百八十ミリリットル、ビールなら五百ミリ リットル、ウイスキーなら六十ミリリットル」で「週に二日以上は 禁酒を」としている。



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