中国新聞


JR山陽新幹線 3月で全通30周年
昭和の旅情 駅弁で再び
掛け紙や容器、復刻 23日から販売

 あのころの旅情を再現します―。三月十日にJR山陽新幹線が全通三十周年を迎えるのを記念し、一月二十三日から、新大阪―博多間の十二駅で当時を再現した駅弁が販売される。

広島駅

食材と盛り付けに懐かしさがあふれた「昭和50年復刻御弁当」と、当時の切符をあしらった掛け紙

 「復刻!懐かしの駅弁」企画。九月三十日までの限定だ。

 中国地方では岡山、福山、三原、広島、新山口の五駅に登場する。

岡山駅

当時そのままに完全復刻される「味よしべんとう」と掛け紙

 岡山駅で販売されるのは、一九六〇年代後半から七〇年代前半まであった「味(み)よしべんとう」。掛け紙、容器、中身とも当時のまま復活する。八百円。

 福山駅では、博多開業一周年を記念して七六年に限定販売された「御弁当」(九百五十円)、三原駅ではいまでも人気の「元祖 珍瓣(べん)たこめし」(九百円)、広島駅では七〇年代後半から八〇年代前半の幕の内弁当を、「昭和50年復刻御弁当」(千円)として再現。味付けは現代風になったものもあるが、掛け紙はいずれも当時そのままだ。

 当時小郡駅だった新山口駅では、秋吉台のわき水で育ったニジマス一匹を使った六〇年代後半から八〇年代後半の人気商品「鱒(ます)すし」がよみがえる。六百三十円。

 多くの掛け紙に当時最速だった0系新幹線車両があしらわれ、目と舌で時代の流れを感じることができる。ただ、当時のままでないのが価格。「紅茶キノコ」が大流行し、布施明の「シクラメンのかほり」が日本レコード大賞を受賞した当時、弁当は二百円から五百円。二〜三倍となってのリバイバル・デビューである。


福山駅
三原駅
新山口駅
29年ぶりに復活する開業1周年記念の「御弁当」 「たこめし」も昔の包装に衣替え ニジマスまるごと1匹を使った「鱒すし」

2005.1.20


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