中国新聞


楽しく・おいしく 物の大切さ マナー学んで
クッキング
広島で子ども向け教室

 子どもたちの「食育」の大切さが問われるなか、広島県料理学校協会(坂井茂子会長)は、子どもたちに料理を作る喜びと食の大切さを学んでもらおうと、広島市中区で「ぼく&わたしのクッキング」教室を開いている。毎月開催し6年目を迎える教室を訪ねてみた。(中村昭子)

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ニンジンをすり下ろし、卵を割ってキャロットケーキ作りをする子どもたち

 小学生二十人が中区の広島ガス・ガストピアセンターの調理教室に集まった。今回のメニューはハート形のちらしずし、茶わん蒸し、キャロットケーキの三品。指導する先生は同協会の清水美代子さん。

 清水先生が、まず三品の作り方を丁寧に、手本を見せながら説明していく。子どもたちは目を輝かせて、手際のいい先生の手元を見つめていた。

 さあ、手を洗って調理を開始。五人ずつ四班に分かれ、各班に先生が補佐についた。

 まずちらしずしから。具になるフキ、タケノコ、アナゴなどについて「春盛りの今が一番おいしい時期です。この季節にいただける旬の食材。これを味わえることは幸せなことです」と説明。

 続いて茶わん蒸しを。鶏肉を一口大のそり切り、カマボコも薄く切って、ゆでたエビは頭を取って皮をむく。ほぐした卵を味付けし、だし汁と混ぜてこす。初めて参加した小五・隅田咲季さん(10)=西区=は「肉をそり切りするのはむつかしい。でも、これから家庭科の料理が楽しみ」と言いながら上手に包丁を使う。みんなで手分けをしながら作業は進む。「本物の火や包丁を使うのでわくわくする」という小三・伊勢坊健太君(8つ)=南区=は十回も参加している。

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子どもたちが作った「ちらしずし、茶わん蒸し、キャロットケーキ」の3品

 キャロットケーキは、すりおろしたニンジンと薄力粉などを混ぜた、ケーキの種を作る。飾りはアーモンドの粉をオレンジとグリーンに着色して、ニンジンの形にする。

 約一時間半かけて、三品が出来上がった。「出来上がりの料理は、絵を描くように飾ってください」と清水先生。子どもたちはテーブルに、はしを置き、料理を決められた位置に並べる。食事のマナーを自然に身に付かせている。姉妹三人で参加している小五・橋本梨紗子さん(10)=東区=は「どんどんレパートリーを増やしたい」と目を輝かせた。

 同協会の坂井会長は「料理を作る楽しさ、おいしさを知ってほしい。食を通して、物の大切さ、マナーなど健全な心をはぐくんでもらえればうれしい」。

 二〇〇〇年五月、同協会がボランティア活動の一環としてスタート。年間約二百五十人が参加している。次回は五月八日、ガストピアセンターで、午前十時半から。参加費は七百円。申し込みはファクス082(271)7752=平岡さんまで。

2005.4.21


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