中国新聞

ふるさと逸品
30. くま笹茶 ―苦め 野生の味わい
くま笹茶

 山口県錦町、木谷山の標高900メートル付近に群生しているクマザサの葉を使う。錦川の源流域で、林野庁「水源の森百選」認定の豊かな自然。触れ込みは「薬草茶」。ちょっと苦い、野草らしい風味が特徴だ。
 一帯を所有する吉川林産興業が5年前に商品化した。6月中旬に収穫した葉を幅1センチに刻み、2、3日かけて天日干しした後、釜でいって仕上げる。急須より、やかんで煮出して飲む方がいい、という。松井幹夫取締役(64)は「肝臓の解毒機能や腎臓の利尿作用を促すといわれ、健康志向ブームで喜ばれている」。
 1袋(50グラム入り)525円。錦町内や大竹市内の道の駅、岩国国際観光ホテル(岩国市)などで販売中。宅配にも応じる。同興業山林事業本部Tel0827(72)2158。

(2005.10.27)
29. がす天 ―香ばしさと歯応え抜群
がす天

 瀬戸内の小魚の頭を取り、石うすで骨ごとつぶし、すり身に混ぜた天ぷら。福山市鞆地区に昔から伝わる家庭料理で、地元の海産物加工会社「阿藻珍味」が20年前に商品化した。
 つなぎに鶏卵を入れて練り上げ、ささがきゴボウを加えている。小魚は、地元で「ネブト」と呼ぶイシモチなどを使う。小骨が歯に当たるガスガスしている食感から、名前が付いた。カルシウムが豊富な半面、かつては小骨が嫌われた。「自然食ブームに乗って、今は一番人気の商品」と阿藻盛之社長。
 ショウガじょうゆで食べると、ゴボウの香ばしさと独特の歯応えも相まって、たまらない。1枚(60グラム)150円。キヨスクなどで販売。3枚以上の宅配注文も可。フリーダイヤルTel0120(82)3339。

(2005.10.20)
28. 岡山根菜生活 ―だし利いたカップめん
岡山根菜生活

 岡山県内産の根菜類をレトルト加工し、具にしたカップめん。地醤油(しょうゆ)ラーメンは、シャキシャキした歯ごたえのタケノコ、ゴボウとニンジンは煮込んで柔らかく仕上げた。醤油味のスープは薄口だが、カキや鶏ガラ、豚骨のだしを利かせ、コクがある。
 倉敷市真備町特産のタケノコをはじめ、岡山県西部で栽培が盛んな根菜類を売り込もうと、県商工会連合会が今年5月、里庄町の製めん業者と共同で開発した。「新鮮さと、安全で安心な地元産にこだわった」と同連合会事業支援部の産賀(うぶか)昭宏さん(30)。
 1個378円。姉妹品の地味噌(みそ)らーめん、地醤油そばは、各1個399円。岡山市の県産品アンテナショップ「サンさん岡山」などで販売している。送料負担で宅配にも応じる。サンさん岡山Tel086(235)4033。

(2005.10.13)
27. ひらめ姿焼 ―パリパリ歯ごたえ
ひらめ姿焼

 広島県で「でべら」と呼ぶ、タマガンゾウヒラメの干物を1匹丸ごと薄焼きにしたせんべい。化石のように見えるでべらの部分はパリ
パリと歯ごたえが良く、味がしっかり残っている。いりことエビの粉末を混ぜ、サクサクとした感触の生地とよくなじんでいる。  福山市内海町の主婦グループ「ひよりの里」が9年前、養殖の餌にしかならなかった10センチ前後のヒラメの活用策に発案した。「小物ほど脂が少なく、パリッと仕上がる。カルシウムも豊富」と兼田キヌエ代表(56)。
 2枚入り320円、3枚入り367円。広島市中区の県産品のアンテナショップ「ひろしま夢ぷらざ」などで販売している。12月中旬までは、水揚げが少なく品薄気味。以降は、宅配にも応じる。田島漁協TEL084(986)2304。

(2005.10.6)
26. おおひら ―レトルト 手軽に郷土の味
おおひら

 岩国市民の郷土の味で、お祝い事などの席の定番料理「大平」をレトルト加工した。かつお節と昆布のだしを利かせたしょうゆ味の煮汁で、一口大に乱切りした岩国レンコン、ニンジン、里芋、鶏肉などをじっくり煮込んである。
 錦帯橋のたもとにある日本料理店の老舗「平清(ひらせい)」が「若い人にも手軽に、郷土の味に親しんでほしい」と、今年4月から売り出した。「野菜のうま味がたっぷり染み出た汁が自慢」と七代目当主の神尾紀一郎さん(47)。
 2人前420グラム入りで630円。平清本店や広島市中区の山口県アンテナショップ「おいでませ山口館」で販売している。宅配の注文はファクスで。品名、注文個数と住所、名前、電話番号を書く。ファクス0827(41)0957。

(2005.9.29)

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