第2ステージ終了 今季最終戦落とし8位

'99/11/27
▽駒場
浦  和 1 0―0 0 サンフレ
5勝1分   0―0   7勝1分
け9敗    延 長   け7敗 
(15)    0―0   (21) 

1―0       

●…広島は浦和に延長Vゴール負けし、リーグの今季最終戦を飾 れなかった。広島の第2ステージは7勝1分け7敗の8位。

決勝点は延長後半1分に奪われた。左CKからペトロヴィッチが DFラインの裏にパス。走り込んだ福田にけり込まれた。

広島は主力三人を欠きながらも、速いチェックで浦和の攻撃の芽 を摘み取った。後半22分には森山、延長前半11分には高橋がフリー になったが、シュートミスで無得点。後半36分からはFWを四人に した浦和の攻めを組織的な守りでしのいでいたが、最後はDF陣の 足が一瞬、止まったすきを突かれた。(天野)

年間通算順位
磐田は第1、清水は第2ステージ優勝。
浦和と平塚はJ2降格        
  試合数 勝 数 分け数 負 数 勝ち点 得 点 失 点 得失差
清 水 30 22 1 7 65 56 36 20
磐 田 30 17 1 12 49 52 42 10
3  柏 30 20 1 9 58 49 36 13
4 名古屋 30 18 2 10 54 62 46 16
5 横 浜 30 18 3 9 53 61 35 26
6 C大阪 30 19 0 11 53 64 45 19
7 V川崎 30 17 2 11 49 43 43 0
8 広 島 30 16 1 13 48 54 43 11
9 鹿 島 30 14 1 15 40 53 37 16
10 神 戸 30 12 4 14 37 38 45 -7
11 G大阪 30 11 1 18 32 36 46 -10
12 京 都 30 11 0 19 31 38 58 -20
13 市 原 30 10 2 18 28 41 56 -15
14 福 岡 30 10 1 19 28 41 59 -18
15 浦 和 30 8 5 17 28 39 58 -19
16 平 塚 30 4 1 25 13 30 72 -42

【写真説明】延長戦で広島に勝利したものの、J2への降格が決まり、うなだれる浦和イレブン。左端は福田、右端は小野

オープンスペース 情け捨て死力尽くす

「つらいよ」。森保はつぶやいた。延長Vゴールで負けた瞬間、 日本代表時代の僚友、福田の涙が目に入った。「一年で戻ってこい よ」。それだけしか言えなかった。ひざから崩れ落ちた浦和イレブ ンの姿も忘れられない。異様な熱気だった駒場スタジアムは、静ま り返っていた。

浦和の闘争心を真正面から受け、勝負に徹していた。試合前の大 声援も「広島への応援だ」(高橋)とすり替え、激しい接触プレー も「逆に冷静になるようにした。それに、相手の状況を考えていた ら、試合にならない」(沢田)と情けも捨てた。

時間を追うごとに焦る浦和の心理は伝わってきた。後半36分、福 田の投入で相手FWは四人になった。「福田さんが、市原が勝って いるから勝たないと厳しい、と言い回っていた」。選手同士の立場 からすれば、見たくもない光景だろう。しかし、伊藤は強く思っ た。「こういう試合を勝たないと優勝争いはできない」

この日の浦和は、素晴らしい結束を見せた。対する広島は「メン タル面では最高の試合」(森保)を演じ、浦和のJ1残留の夢を摘 んだ。ともに死力を尽くしたリーグ史に残る一戦。浦和サポーター は、非情な結果に失意を漂わせながらも、両チームに拍手を送って いた。(木村雅)

浦和の2部降格悔やむトムソン監督

トムソン監督は試合終了後、浦和のア・デモス監督に「アンラッ キーだった」と慰めの声をかけ「それ以上は言いようがないよ」。 複雑な表情で首を振った。

「他のチームのためにも公平に戦って勝とう」と選手を送り出し た。ポポヴィッチ、久保、藤本をけがで欠いたが「うちは全力を尽 くしていい試合ができた」と試合内容を評価。「レッズは後半、静 かになった。90分間で勝たなければ、というプレッシャーがあった と思う」と振り返った。

浦和の二部降格については「たくさんのサポーターを持っている いいチームなので残念」。来季、一部で戦えなくなったことを悔や んだ。


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