広 島 21―11 京 都
2勝1敗 1―0 3敗
(6) (0)
●…広島は苦戦の末、京都に逆転勝ち。昨季からのホームの連勝
を5に伸ばした。
1―1で迎えた後半23分、藤本のパスを梅田が左足で決めて勝ち
越し。その後は、下田の好セーブなどで京都の反撃をしのいだ。
前半14分、黒部のゴールで先制を許した広島は、前半34分に駒野
のクロスを久保が頭で合わせて追い付いた。勝ったものの、京都の
早いカウンター攻撃にミスが続き、かろうじて逃げ切った。(岩清
水)
【写真説明】上=前半34分、広島の久保(左端)が同点のヘディングシュートを決める。(20)は大木、(6)は京都・佐藤
▽ラストパス 梅田の存在感に睡魔退散
チームは京都と戦っていたようだが、私は90分間、睡魔と戦って
いた。何も、急に春めいた気候のせいばかりではない。凡ミスが連
発し、動きも眠気を誘うほどの緩慢さ。2トップに見せ場もなく、
盛り上がりもない。テレビ観戦なら即、大いびきである。
こんな内容でも、最後まで起きていられたのは、梅田のおかげで
ある。彼のプレーを見ながら、あるテレビ番組で、「モーニング
娘。」のプロデューサ、つんくさんが、次のように話していたのを
思い出した。「今の時代、違和感こそ、存在感なんですよ」
梅田は器用なタイプとはいえない。藤本、森崎兄弟のような巧み
さはなく、泥臭さが持ち味。早いパス回しにもついていけなかっ
た。しかし、彼はそんな違和感を武器にした感がある。FWばりに
ポストもできれば、強引な突破もできる。無駄に終わろうが疲れよ
うが、ピッチを最後まで走り回る。そんな中盤っぽくない中盤。こ
の存在感は、チームの新たな武器になりつつある。
プレーの精度も高まりつつあり、彼の活躍の場は今後も増すだろ
う。次節(31日)は3連覇を目指す鹿島が相手。梅田に引っ張ら
れ、主力選手の「春眠」が終わっていれば、Jの中で、チームが存
在感を示すことも夢ではなさそうである。(小西晶)
▽梅田J初得点 決勝ゴール
左足に確かな感触を残し、その瞬間は訪れた。「待ち望んでい
た」。喜びをかみしめたリーグ13試合目でのプロ初得点。メモリア
ルゴールが、攻守にちぐはぐだった広島に勝利を呼び込んだ。
後半23分。倒されながらも右サイドの藤本にパスを通し、ゴール
前のスペースに走り込んだ。「右足だと、ふかし(外し)そうだっ
た」と、利き足ではない左足を振り抜いた。低い弾道で、ボールは
ネットを揺らした。
昨季、FWとして入団し、半年後にDF。1カ月前にMFに移っ
たばかりだが、ガジエフ監督に身体能力の高さを買われ、開幕から
先発に名を連ねる。「プレーの精度が低い。まだレギュラーではな
い」と言い続けるが「攻撃の形は良くなってきた」。持ち味の「攻
める姿勢」は捨てなかった。
初のヒーローインタビュー。謙虚な言葉が口をついた。「もっと
練習が必要です」。だが、確かな手応えは感じている。この日、手
にした「自信」は、広島には大きな力となるはずだ。(五反田)
【写真説明】後半23分、勝ち越しゴールを決め、喜びを爆発させる梅田
試勝分敗勝得失 得
合 け ち 失
数数数数点点点 差
1仙 台3300972 5
2F東京3210763 3
3清 水3300741 3
4横浜M3210731 2
5広 島3201684 4
6磐 田2200652 3
7G大阪2200630 3
8市 原3201633 0
9鹿 島3102345−1
10名古屋3102313−2
11 柏 3102347−3
12神 戸2002002−2
13東京V3003025−3
14浦 和3003014−3
15京 都3003026−4
16札 幌2002016−5
   
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