中国新聞サンフレ情報
凡ミス続き冷や冷や 京都に2―1'02/3/16


広  島 21―11 京  都
2勝1敗  1―0  3敗
(6)        (0)

●…広島は苦戦の末、京都に逆転勝ち。昨季からのホームの連勝 を5に伸ばした。

1―1で迎えた後半23分、藤本のパスを梅田が左足で決めて勝ち 越し。その後は、下田の好セーブなどで京都の反撃をしのいだ。

前半14分、黒部のゴールで先制を許した広島は、前半34分に駒野 のクロスを久保が頭で合わせて追い付いた。勝ったものの、京都の 早いカウンター攻撃にミスが続き、かろうじて逃げ切った。(岩清 水)

【写真説明】上=前半34分、広島の久保(左端)が同点のヘディングシュートを決める。(20)は大木、(6)は京都・佐藤

▽ラストパス 梅田の存在感に睡魔退散

チームは京都と戦っていたようだが、私は90分間、睡魔と戦って いた。何も、急に春めいた気候のせいばかりではない。凡ミスが連 発し、動きも眠気を誘うほどの緩慢さ。2トップに見せ場もなく、 盛り上がりもない。テレビ観戦なら即、大いびきである。

こんな内容でも、最後まで起きていられたのは、梅田のおかげで ある。彼のプレーを見ながら、あるテレビ番組で、「モーニング 娘。」のプロデューサ、つんくさんが、次のように話していたのを 思い出した。「今の時代、違和感こそ、存在感なんですよ」

梅田は器用なタイプとはいえない。藤本、森崎兄弟のような巧み さはなく、泥臭さが持ち味。早いパス回しにもついていけなかっ た。しかし、彼はそんな違和感を武器にした感がある。FWばりに ポストもできれば、強引な突破もできる。無駄に終わろうが疲れよ うが、ピッチを最後まで走り回る。そんな中盤っぽくない中盤。こ の存在感は、チームの新たな武器になりつつある。

プレーの精度も高まりつつあり、彼の活躍の場は今後も増すだろ う。次節(31日)は3連覇を目指す鹿島が相手。梅田に引っ張ら れ、主力選手の「春眠」が終わっていれば、Jの中で、チームが存 在感を示すことも夢ではなさそうである。(小西晶)

▽梅田J初得点 決勝ゴール

左足に確かな感触を残し、その瞬間は訪れた。「待ち望んでい た」。喜びをかみしめたリーグ13試合目でのプロ初得点。メモリア ルゴールが、攻守にちぐはぐだった広島に勝利を呼び込んだ。

後半23分。倒されながらも右サイドの藤本にパスを通し、ゴール 前のスペースに走り込んだ。「右足だと、ふかし(外し)そうだっ た」と、利き足ではない左足を振り抜いた。低い弾道で、ボールは ネットを揺らした。

昨季、FWとして入団し、半年後にDF。1カ月前にMFに移っ たばかりだが、ガジエフ監督に身体能力の高さを買われ、開幕から 先発に名を連ねる。「プレーの精度が低い。まだレギュラーではな い」と言い続けるが「攻撃の形は良くなってきた」。持ち味の「攻 める姿勢」は捨てなかった。

初のヒーローインタビュー。謙虚な言葉が口をついた。「もっと 練習が必要です」。だが、確かな手応えは感じている。この日、手 にした「自信」は、広島には大きな力となるはずだ。(五反田)

【写真説明】後半23分、勝ち越しゴールを決め、喜びを爆発させる梅田


試勝分敗勝得失 得
合 け ち   失
数数数数点点点 差
1仙 台3300972 5
2F東京3210763 3
3清 水3300741 3
4横浜M3210731 2
5広 島3201684 4
6磐 田2200652 3
7G大阪2200630 3
8市 原3201633 0
9鹿 島3102345−1
10名古屋3102313−2
11 柏 3102347−3
12神 戸2002002−2
13東京V3003025−3
14浦 和3003014−3
15京 都3003026−4
16札 幌2002016−5


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