中国新聞サンフレ情報
迷走サンフレ3連敗 横浜Mの堅守崩せず'02/4/13


横浜M  21―00 広  島
5勝1分  1―0  2勝4敗
け          (6)
(15)           

●…横浜Mの堅い守りを崩せず、広島は0―2の零封負け。3連 敗となった。

先制されたのは前半15分。横浜Mの中村に、ペナルティーエリア 付近からのFKをゴール左隅に決められた。後半ロスタイムにも、 守りの一瞬のすきを付かれ、久永に失点を許した。

攻撃陣はパスの精度を欠き、苦しんだ。大木、ミロらが積極的に ボールに絡んだが、ラストパスがつながらず、決定機をほとんどつ くれなかった。6本のCKなどセットプレーを生かせなかったのも 響いた。(五反田)

【写真説明】【広島―横浜M】後半44分、横浜・久永の右足シュートがGK下田の足元を抜け、だめ押しの2点目。DF(5)駒野

▽ラストパス 速さ アイデア…芸術性に差

一つの光は一つの影を作り出す。昨秋は、仲良くJ1残留の瀬戸 際で苦しんだのに、時の流れは非情である。中村の芸術的なFKの 前に、3連敗。優勝争いに弾みをつけた横浜Mの輝きとは対照的 に、広島は、完全に日陰の存在となってしまった。

この両チームの差を「大量補強」を禁句に考えてみると、浮かび 上がるのが方向性。「サッカーはピッチ上の芸術」という格言に従 うなら、芸術性と表現してもいい。

芸術には、アイデア、ニュアンス、バランス、タイミングの4要 素が必要という。横浜Mのテーマは「高い守備意識」である。中盤 の厳しい守備でバランスを保つ。タイミングよくボールを奪えるか ら、攻撃のアイデアも広がる。あとは、奥、中村らが微妙なニュア ンスを調整し、作品は完成するのである。

一方、広島はラインを上げられず、中盤のバランスが悪い。プレ ーにスピードがなく、攻撃のタイミングが遅れる。攻めのアイデア はサイドからのクロスに集中する。11人の統一した主張は、最後ま で示せなかった。

これを、単なる完成度の差と見ては危険だ。選手には迷いがあ る。早く方向性を取り戻さないと、影はいずれ闇になる。まだ4月 だ、と甘く考えていたら、「芸術の秋」が恐ろしい季節になりかね ない。(小西晶)


試勝分敗勝得失 得
合 け ち   失
数数数数点点点 差
1磐 田660017153 12
2横浜M651015102 8
3仙 台550014113 8
4G大阪631210127 5
5名古屋6303976 1
6清 水5401966 0
7 柏 63039910−1
8F東京62228811−3
9市 原5212747−3
10広 島62046911−2
11鹿 島6204659−4
12京 都620451011−1
13浦 和5113477 0
14神 戸6114457−2
15札 幌61053616−10
16東京V60151412−8


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