広 島 0 0―0 0 清 水
2勝1分 0―0 4勝2分
け4敗 延 長 け1敗
(7) 0―0 (11)
0―0
●…両チーム合わせて37本のシュートが飛び交う熱戦は、0―0
の引き分け。広島は4試合ぶりに勝ち点1を手にした。
守備陣は奮闘した。清水の三都主へのマークを厳しくして、攻撃
の芽を摘んだ。4バックの最終ラインも連係は乱れなかった。
攻撃では、駒野のクロスが起点になった。積極的なオーバーラッ
プを見せ、ゴール前の久保、大木にパスを送った。終盤は、久保、
藤本のカウンターに活路を求めた。だが、決定力が弱く、ゴールは
割れなかった。(五反田)
【写真説明】後半44分、広島の久保がシュートを放つが決まらず。左は清水・三都主
▽ラストパス 逆境には忍耐 精神力光る
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」と言われ
るが、ここで新説。「不思議な引き分け」というものも、この世に
は存在するようだ。シュートが37本も飛んだものの、0―0とは。
ノーガードで打ち合いながら、ダウンもなくドローに終わったボク
シングのようである。
この不思議な現象を、「順境の美徳は節度であり、逆境の美徳は
忍耐にある」という哲学者ベーコンの言葉を借りて考える。広島は
中盤を支配され、後半は防戦一方。再三サイドからクロスを入れら
れた。しかし、守備陣の集中力は切れなかった。この精神力が今季
初の無失点の要因。やはり逆境には忍耐である。
一方、順境の清水はボランチまでが攻撃参加。広島の前線は久保
がいるだけ。当然、1人残して総攻撃にくると思いきや、久保に3
人のDFを残した。結果、カウンターは不発に。順境の中でも冷静
さを失わなかったことが、広島唯一の武器を封じたといえる。
これが、不思議な引き分けの一部始終だが、実は、広島に思わぬ
応援者がいたとの声もある。コスタリカ戦で先発した日本代表の戸
田、三都主、市川は疲れから精彩を欠き、残り3分で出場の久保は、
切れ味抜群だった。これが、本当の要因か。とりあえず、「ありが
とうトルシエ」である。(小西晶)
▽久保、目を引く突破力
ワールドカップ(W杯)代表入りを目指す広島の久保が、チーム
最多の7本のシュートを放ち、積極性と攻撃力を見せ付けた。試合
後は「いつも通りやっただけ」。無得点に終わっただけに、表情は
硬かった。
左足首の故障で体調は万全ではなかった。それでも、球際のスピ
ード、突破力は目を引いた。ボールを持つと相手DFを振り払い、
果敢にゴールに突き進んだ。ペナルティーエリア内で2度、倒され
るシーンがあった。しかし、ともにファウルの判定はなし。「しょ
うがない」と振り返った。
高原(磐田)が肺機能の病気でW杯出場は微妙。久保が日本代表
のFWにエントリーされる可能性がある。だが、「(代表に)選ば
れたら頑張るだけ」と、いつものように淡々と話した。
試勝分敗勝得失 得
合 け ち 失
数数数数点点点 差
1横浜M761018133 10
2磐 田760117166 10
3仙 台760117156 9
4G大阪741213157 8
5 柏 7403111010 0
6清 水74211177 0
7名古屋7304977 0
8鹿 島73049810−2
9京 都730481111 0
10F東京72238914−5
11市 原72238511−6
12広 島72147911−2
13浦 和721461010 0
14神 戸7115458−3
15東京V71153613−7
16札 幌71063719−12
   
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