中国新聞サンフレ情報
清水戦、あと一歩ゴール奪えず ドロー'02/4/21


広  島 0 0―0 0 清  水
2勝1分   0―0   4勝2分
け4敗    延 長    け1敗
(7)    0―0    (11)
0―0      

●…両チーム合わせて37本のシュートが飛び交う熱戦は、0―0 の引き分け。広島は4試合ぶりに勝ち点1を手にした。

守備陣は奮闘した。清水の三都主へのマークを厳しくして、攻撃 の芽を摘んだ。4バックの最終ラインも連係は乱れなかった。

攻撃では、駒野のクロスが起点になった。積極的なオーバーラッ プを見せ、ゴール前の久保、大木にパスを送った。終盤は、久保、 藤本のカウンターに活路を求めた。だが、決定力が弱く、ゴールは 割れなかった。(五反田

【写真説明】後半44分、広島の久保がシュートを放つが決まらず。左は清水・三都主

▽ラストパス 逆境には忍耐 精神力光る

「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」と言われ るが、ここで新説。「不思議な引き分け」というものも、この世に は存在するようだ。シュートが37本も飛んだものの、0―0とは。 ノーガードで打ち合いながら、ダウンもなくドローに終わったボク シングのようである。

この不思議な現象を、「順境の美徳は節度であり、逆境の美徳は 忍耐にある」という哲学者ベーコンの言葉を借りて考える。広島は 中盤を支配され、後半は防戦一方。再三サイドからクロスを入れら れた。しかし、守備陣の集中力は切れなかった。この精神力が今季 初の無失点の要因。やはり逆境には忍耐である。

一方、順境の清水はボランチまでが攻撃参加。広島の前線は久保 がいるだけ。当然、1人残して総攻撃にくると思いきや、久保に3 人のDFを残した。結果、カウンターは不発に。順境の中でも冷静 さを失わなかったことが、広島唯一の武器を封じたといえる。

これが、不思議な引き分けの一部始終だが、実は、広島に思わぬ 応援者がいたとの声もある。コスタリカ戦で先発した日本代表の戸 田、三都主、市川は疲れから精彩を欠き、残り3分で出場の久保は、 切れ味抜群だった。これが、本当の要因か。とりあえず、「ありが とうトルシエ」である。(小西晶

▽久保、目を引く突破力

ワールドカップ(W杯)代表入りを目指す広島の久保が、チーム 最多の7本のシュートを放ち、積極性と攻撃力を見せ付けた。試合 後は「いつも通りやっただけ」。無得点に終わっただけに、表情は 硬かった。

左足首の故障で体調は万全ではなかった。それでも、球際のスピ ード、突破力は目を引いた。ボールを持つと相手DFを振り払い、 果敢にゴールに突き進んだ。ペナルティーエリア内で2度、倒され るシーンがあった。しかし、ともにファウルの判定はなし。「しょ うがない」と振り返った。

高原(磐田)が肺機能の病気でW杯出場は微妙。久保が日本代表 のFWにエントリーされる可能性がある。だが、「(代表に)選ば れたら頑張るだけ」と、いつものように淡々と話した。


試勝分敗勝得失 得
合 け ち   失
数数数数点点点 差
1横浜M761018133 10
2磐 田760117166 10
3仙 台760117156 9
4G大阪741213157 8
5 柏 7403111010 0
6清 水74211177 0
7名古屋7304977 0
8鹿 島73049810−2
9京 都730481111 0
10F東京72238914−5
11市 原72238511−6
12広 島72147911−2
13浦 和721461010 0
14神 戸7115458−3
15東京V71153613−7
16札 幌71063719−12


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