中国新聞サンフレ情報
黒星発進 鹿島に競り負け'02/4/27


鹿  島 1 1―0 0 広  島
1勝     0―0   1敗
(3)         (0)

●…決定的なチャンスが1度づつあったが、得点に結びつけられ なかった広島が競り負けた。

広島は前半29分、藤本のパスを受けたミロが相手GKと1対1 に。しかし、ゴール右に外して先制機を逃がした。

鹿島は同42分、アウグストの左クロスをクリアしたトゥーリオの こぼれ球を野沢が決めた。

風下に回った後半の広島のシュートは藤本のFK2本だけ。とも にゴール正面、18メートルの距離。最初は右に外し、もう1本は相 手DFに当たり、好機を逃した。(松本)

【写真説明】後半35分、ゴール前でボールを奪い合う広島・茂木(右)と鹿島・ファビアーノ

▽中盤が沈黙 攻め手失う

幸いにも、王者鹿島は日本代表でレギュラー5人が不在。勝機あ りと敵地に乗り込んだが、終わってみればtotoの支持率通りの むなしい結果に。「互角の戦いだった」というガジエフ監督の言葉 も、力がなかった。

せっかくの番狂わせのチャンスを失った要因は、序盤の戦い方に ある。3バックで臨んだものの、いつの間にか両サイドが最終ライ ンに吸収され、5バックに。「あれだけ引いてしまったら、どうし ようもない」と藤本。中盤は全く機能しない状況となった。

にもかかわらず、簡単に修正できない。徐々にリズムを取り戻す 鹿島に対し、広島は攻め手を失ったまま。「前半のチャンスは1度 だけ」(ガジエフ監督)。何も出来ない時間が続いた。

なんとか得点を、との気持ちが見え始めたのは後半28分過ぎか ら。両サイドを高く保ち、攻勢に出た。「ボールも支配できたし、 よくクロスも上がった」とガジエフ監督。終了間際に猛攻も見せた が結局、シュートは2本(前半4本)だけ。フィニッシュまでいか ないのも、今の広島である。

れんこんのように穴だらけだった守備陣は、ようやく落ち着いて きた感がある。「あとは、高い位置でボールを奪うなど、いかに攻 撃のための守りが出来るか」。桑原の言葉に、復調のカギは隠され ている。(小西晶)

▽後半出場の茂木、鋭い飛び出し

新人のFW茂木が後半開始からミロに代わって出場。シュー トこそ打つチャンスがなかったが、鹿島DF陣の裏を突いてゴール 前に抜け出すなど、大物の片りんを見せた。

「初めて45分プレーで来たのが収穫」と手応えを口にしたもの の、元日本代表DF秋田との対戦には「プレスのかけ方もすごい し、判断力も速い」。それでも「体力的には十分やれる自信を得 た」と笑顔で話した。


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