鹿 島 1 1―0 0 広 島
1勝 0―0 1敗
(3) (0)
●…決定的なチャンスが1度づつあったが、得点に結びつけられ
なかった広島が競り負けた。
広島は前半29分、藤本のパスを受けたミロが相手GKと1対1
に。しかし、ゴール右に外して先制機を逃がした。
鹿島は同42分、アウグストの左クロスをクリアしたトゥーリオの
こぼれ球を野沢が決めた。
風下に回った後半の広島のシュートは藤本のFK2本だけ。とも
にゴール正面、18メートルの距離。最初は右に外し、もう1本は相
手DFに当たり、好機を逃した。(松本)
【写真説明】後半35分、ゴール前でボールを奪い合う広島・茂木(右)と鹿島・ファビアーノ
▽中盤が沈黙 攻め手失う
幸いにも、王者鹿島は日本代表でレギュラー5人が不在。勝機あ
りと敵地に乗り込んだが、終わってみればtotoの支持率通りの
むなしい結果に。「互角の戦いだった」というガジエフ監督の言葉
も、力がなかった。
せっかくの番狂わせのチャンスを失った要因は、序盤の戦い方に
ある。3バックで臨んだものの、いつの間にか両サイドが最終ライ
ンに吸収され、5バックに。「あれだけ引いてしまったら、どうし
ようもない」と藤本。中盤は全く機能しない状況となった。
にもかかわらず、簡単に修正できない。徐々にリズムを取り戻す
鹿島に対し、広島は攻め手を失ったまま。「前半のチャンスは1度
だけ」(ガジエフ監督)。何も出来ない時間が続いた。
なんとか得点を、との気持ちが見え始めたのは後半28分過ぎか
ら。両サイドを高く保ち、攻勢に出た。「ボールも支配できたし、
よくクロスも上がった」とガジエフ監督。終了間際に猛攻も見せた
が結局、シュートは2本(前半4本)だけ。フィニッシュまでいか
ないのも、今の広島である。
れんこんのように穴だらけだった守備陣は、ようやく落ち着いて
きた感がある。「あとは、高い位置でボールを奪うなど、いかに攻
撃のための守りが出来るか」。桑原の言葉に、復調のカギは隠され
ている。(小西晶)
▽後半出場の茂木、鋭い飛び出し
新人のFW茂木が後半開始からミロに代わって出場。シュー
トこそ打つチャンスがなかったが、鹿島DF陣の裏を突いてゴール
前に抜け出すなど、大物の片りんを見せた。
「初めて45分プレーで来たのが収穫」と手応えを口にしたもの
の、元日本代表DF秋田との対戦には「プレスのかけ方もすごい
し、判断力も速い」。それでも「体力的には十分やれる自信を得
た」と笑顔で話した。
   
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