中国新聞サンフレ情報
1カ月半勝ち星なし 浦和と分ける'02/5/3


広  島 00―00 浦  和
2分け1  0―0  2勝1分
敗          け   
(2)        (7) 

●…広島は高い守備意識で浦和の攻撃陣を封じ無失点。しかし、 決定力不足は変わらず、2試合連続で引き分けた。

序盤から、DFラインを押し上げて、中盤を支配。押し気味に試 合を進めた。前半3分に沢田、11分にトゥーリオ、23分には桑原が ゴール前でシュートを放ったが、いずれも枠を外れた。この詰めの 甘さが最後まで響いた。

守備陣は、3バックが集中力を切らさず、DFラインの裏のスペ ースもしっかりとカバー。エメルソン、トゥットに最後まで仕事を させなかった。(小西晶)

【写真説明】後半22分、広島・沢田(右)がヘディングシュートを放つが、ゴールはならず。(20)は浦和・坪井

▽DF陣成長 攻撃も奮起を

久保も駒野も森崎和もいない広島が、確かな前進を見せた。「失 敗が多くても選手は悲観せず、一つになって頑張っている」とガジ エフ監督。勝ち星から遠ざかること1カ月半。2試合連続の引き分 けにも、これまでチームに広がっていた「無力感」はなかった。

手応えの要因は、春先から不安だらけだったDF陣の成長にあ る。1カ月前、リーグ戦で浦和に4失点を喫した時の惨状に比べる とその差は歴然だ。「裏を取られるのを注意しながら、ラインを上 げた。前を向いて勝負すれば負けない自信があった」と川島。浦和 のトゥット、エメルソンの高速2トップにボールが渡っても、フリ ーでシュートを打たせなかった。

守りの奮闘は、攻めにも波及した。ラインを押し上げることで、 中盤がコンパクトになり、パス回しがスムーズに。藤本は「高い位 置でボールを奪えたのが良かった」。いい守りが、いい攻めを生む ことを選手は体現した。

きっかけはつかんだ。残る課題は、最近5試合で1得点の攻め。 ガジエフ監督は「これからは攻撃のトレーニングを重ねていきた い」と笑顔で話した。この守りをベースに、攻撃陣が奮起すれば、 白星を手にする日も近い。(五反田)


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