広 島 00―00 浦 和
2分け1 0―0 2勝1分
敗 け
(2) (7)
●…広島は高い守備意識で浦和の攻撃陣を封じ無失点。しかし、
決定力不足は変わらず、2試合連続で引き分けた。
序盤から、DFラインを押し上げて、中盤を支配。押し気味に試
合を進めた。前半3分に沢田、11分にトゥーリオ、23分には桑原が
ゴール前でシュートを放ったが、いずれも枠を外れた。この詰めの
甘さが最後まで響いた。
守備陣は、3バックが集中力を切らさず、DFラインの裏のスペ
ースもしっかりとカバー。エメルソン、トゥットに最後まで仕事を
させなかった。(小西晶)
【写真説明】後半22分、広島・沢田(右)がヘディングシュートを放つが、ゴールはならず。(20)は浦和・坪井
▽DF陣成長 攻撃も奮起を
久保も駒野も森崎和もいない広島が、確かな前進を見せた。「失
敗が多くても選手は悲観せず、一つになって頑張っている」とガジ
エフ監督。勝ち星から遠ざかること1カ月半。2試合連続の引き分
けにも、これまでチームに広がっていた「無力感」はなかった。
手応えの要因は、春先から不安だらけだったDF陣の成長にあ
る。1カ月前、リーグ戦で浦和に4失点を喫した時の惨状に比べる
とその差は歴然だ。「裏を取られるのを注意しながら、ラインを上
げた。前を向いて勝負すれば負けない自信があった」と川島。浦和
のトゥット、エメルソンの高速2トップにボールが渡っても、フリ
ーでシュートを打たせなかった。
守りの奮闘は、攻めにも波及した。ラインを押し上げることで、
中盤がコンパクトになり、パス回しがスムーズに。藤本は「高い位
置でボールを奪えたのが良かった」。いい守りが、いい攻めを生む
ことを選手は体現した。
きっかけはつかんだ。残る課題は、最近5試合で1得点の攻め。
ガジエフ監督は「これからは攻撃のトレーニングを重ねていきた
い」と笑顔で話した。この守りをベースに、攻撃陣が奮起すれば、
白星を手にする日も近い。(五反田)
   
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