広 島 2 1―1 1 名古屋
1勝2分 1―0 1勝1分
け2敗 け3敗
(5) (4)
●…広島が際どく逆転勝ち。鹿島が敗れたため決勝トーナメント
進出に可能性を残した。
広島は前半6分、中央からのフリーキックを海本に頭で決められ
るなど、開始から受身に回り続けた。その流れを変えたのが一本の
縦パス。同40分、大木からのロングパスを受けた藤本がワンタッチ
で球を跳ね上げ、左足でゴールを決めた。
そして後半11分には、CKからのこぼれ球を高橋が右足で決め勝
ち越し点。終盤はウェズレイや森山などを投入した名古屋に再三、
攻め込まれたが、DFが頑張って逃げ切った。(永山)
【写真説明】【名古屋―広島】後半11分、勝ち越しのゴールを決め、両手を広げて喜ぶ高橋(9)。右は滝沢
▽DF陣の奮起で「大番狂わせ」
ほぼベストメンバーの名古屋に対し、久保、森崎兄弟ら主力の大
半を欠く布陣。大苦戦どころか、大敗すら覚悟していたが、思わぬ
大番狂わせとなった。「勝ちたいという気持ちを出して、よく守っ
た」とガジエフ監督。実に9試合ぶりとなる勝利を呼び込んだの
は、前節、浦和に3失点した3バックであった。
3バックが1列に並び、ラインを上下動する「フラット3」。日
本代表と同じ戦術だが、ナビスコ杯5試合目でようやく形になって
きたという感がある。マークミスから先制点こそ許したが、以後は
落ち着いて名古屋の攻めに対応。「共通意識のもと、ラインも上げ
られたし、マークの受け渡しのミスもなかった」と川島がいうよう
に、危なげなかった。
終盤、名古屋はウエズレイ、森山を投入。主導権を奪われたが、
DF陣の集中力は切れない。シュート、クロスの集中砲火を、体を
張って耐え続けた。ロスタイムには、森山に決定機をつくられた
が、トゥーリオがギリギリでクリア。「よく戻ってたね」と沢田も
脱帽のプレーだった。
これで次節、鹿島に勝てば8強入りが決まる。「ほとんど崩され
なかった。次も絶対にいける」とトゥーリオ。次節は、藤本が累積
警告で欠場。厳しいメンバーとなるが、この自信があれば、また番
狂わせが起こっても不思議はない。(小西晶)
▽李、ほろ苦デビュー 朝鮮高級学校出身
広島朝鮮高級学校出身の李漢宰がデビューした。後半16分、
八田に代わって出場したが、慣れない右サイドとあってか持ち味が
出せず、18分間のプレーだけで退いた。
試合後、李はがっくりと肩を落とし、反省しきり。「冷静さを欠
いた」、「チームに迷惑をかけたのが悔しい」と出てくるのは自ら
に厳しい言葉ばかり。「代えられていないと自分の足らなさに気付
かなかった。その意味では監督に感謝している」と最後まで意気は
あがらなかった。
   
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