鹿 島 10―00 広 島
3勝3敗 1―0 1勝2分
(9) け3敗
(5)
(鹿島は準々決勝進出)
●…広島は中盤を支配できず、攻撃陣が不発。逆に、終了間際に
鹿島・アウグストに決められ、8強入りを逃した。
後半42分、鹿島のサイド攻撃をゴール前ではね返してきた守備陣
に一瞬のスキが生まれた。中央でボールを持った本山が前線にスル
ーパス。これを受けたアウグストが左足で豪快に決めた。
藤本を累積警告で欠く広島は、序盤から鹿島に押し込まれた。2
トップにボールを集め反撃を試みたが、流れは変わらなかった。
(小西晶)
【写真説明】【広島―鹿島】後半36分、広島・中山がゴール前に持ち込むも、GK高嵜に阻まれる
▽即席布陣、連携いま一つ
「勝てば決勝トーナメント進出」という大事な一戦ながら、広島
の布陣は頼りないものだった。先発メンバーの平均年齢は鹿島を3
歳下回った。「勝とうという気持ちで頑張ったのだが…」。ガジエ
フ監督の試合後のコメントには、半ばあきらめ口調がにじんだ。
指揮官の苦心の跡が、先発メンバーにうかがえた。累積警告で藤
本が欠場し、トップ下は練習でもほとんど経験のない沢田が務める
ことに。右サイドはセンターバックが本職の八田、ボランチは今季
2度目先発の松下を起用した。
即席メンバーでは、組織的な攻撃を求めるのは難しい。「苦し紛
れのパスが多く、サポートも少なかった」と高橋は言う。必死に中
盤でボールを回しても、ゴール前に決定的なパスが入らない。起点
となるべき両サイドの連係はいま一つ。沢田は「経験が少ないから
しょうがないが、サイドはもっと高い位置を保たなければ」と苦言
を呈した。
結局、予選リーグは1勝2分け3敗。8強入りは消えた。それで
も下田は、収穫を口にした。「主力がいない中、多くの若手が出場
機会を得た。だれがでてもいいようなチームになれば、おもしろ
い」と。J再開は約2カ月後。経験を積んだ若手が、主力に刺激を
与えることができれば、予選リーグ敗退も無駄には終わるまい。
(五反田)
   
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