広 島 1 0―0 0 市 原
3勝1分 1―0 2勝2分
け5敗 け5敗
(10) (8)
●…広島は久保のゴールを全員守備で守りきり、リーグ戦6試合
ぶりの勝利を挙げた。
序盤から広島のペースだった。中盤の厳しいチェックでボールを
奪うと、早いパス回しで展開。大木、藤本、久保が再三、市原ゴー
ルに詰め寄った。先制点は後半18分。トゥーリオのロングパスを右
サイドで受けた藤本が中央に折り返し、久保が頭で合わせた。
後半30分過ぎからは、市原の反撃を受けたが、下田の好セーブな
どで逃げ切った。(小西晶)
【写真説明】後半18分、藤本(11)の絶妙なセンタリングを頭で合わせ決勝ゴールを決め喜び合う久保
▽ラストパス 関東の空に格別の白星
「東京には空がない」といったのは、高村光太郎の妻千恵子だっ
たが、広島にとっては、「関東には空がない」とでも言いたいよう
な心境であった。約1年2カ月間も東日本で勝てず、選手は下ばか
り向いて歩くようになった。本当に落ち込んだ時には、「九ちゃ
ん」の歌のようにはいかないものである。
何しろ、最後に勝ったのは「小泉首相、所信演説」のころであ
る。こんな厄介なジンクスをどう打ち破るか注目していたが、木村
新監督の一手はシンプルだった。つまり、「点を取れば勝てる」。
当たり前の話だが、この明確さの中にこそ答えはあった。
「攻撃的に」というコンセプトで、DFラインを積極的に押し上
げた。中盤がコンパクトになり、プレスも効く。ボールを奪った
ら、早くパスをつないでフィニッシュへ。「前へ」という11人の意
識が、「385分間無得点」の攻撃陣だけでなく、チーム全体を生
き返らせたといえる。
一つ勝ったくらいで、厳しい状況に変わりはないが、今夜くらい
は堂々と上を向いて帰ってもいいだろう。「東京には星がない」と
いわれるが、関東のサポーターには、格別な「白星」が見えている
に違いない。(小西晶)
▽完ぺきヘッド 久保が真骨頂
悩めるチームを救ったのは、強烈な光りを放った個の力だ。決勝
点となった久保のヘディングは、まさに真骨頂のプレーだった。
後半18分。右サイドを抜けた藤本が「完ぺきやった」と振り返る
クロスを上げた。久保は、スピードを上げて走り込むと、抜群のタ
イミングで飛び込み、ネットを揺らした。序盤から徹底されていた
市原DF陣のマーク。すきは、この一瞬しかなかった。「ボールが
良かったので、大事にいきました」。ヒーローは控えめに喜んだ。
エースとして、期するものがあった。0―4と大敗した前節のF
東京戦。前半、2度のフリーの場面でシュートを外した。「チャン
スはいっぱいもらっているのに…」。チーム状態が悪いからこそ、
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
うっぷんを晴らした今季4点目。「1点しか取れなかったけど、
流れは変わってくると思う」。自らのゴールが、広島の浮上につな
がることを自覚している。(五反田)
試勝分敗勝得失 得
合 け ち 失
数数数数点点点 差
1磐 田980122218 13
2横浜M871021153 12
3仙 台960317159 6
4G大阪851216198 11
5鹿 島9504151212 0
6清 水952214911−2
7京 都9504131512 3
8名古屋8404111110 1
9F東京9324111316−3
10 柏 9405111215−3
11広 島9315101015−5
12浦 和931581414 0
13市 原92258816−8
14神 戸92167710−3
15東京V81163614−8
16札 幌91083822−14
   
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