広 島 2 1―0 1 横浜M
1勝1敗 1―1 2敗
(3) (0)
●…広島は藤本、森崎浩が挙げた2点を苦しみながら守りきり、
連敗を7で止めた。
劣勢に立たされていた広島は前半44分、センターサークル付近で
ボールを奪った藤本が、相手のタックルをかわしながらドリブルで
ゴール前へ。左足でゴール中央にけり込み先制した。後半34分には
CKを藤本が折り返し、森崎浩が頭で合わせゴール。リードを広げ
た。
守備陣は横浜Mの攻撃陣に再三、ゴール前に詰め寄られた。しか
し、集中力で反撃を1点にしのいだ。(小西晶)
【写真説明】前半44分、広島・藤本がシュートを決め、先制する
▽ラストパス ヤングパワーで「攻撃的」貫く
「何から何まで真っ暗闇よ〜」と、傷だらけの日々を送ってきた
サポーターのみなさん、勝ちましたよ、やっと勝ちました。ここ横
浜では、夏の終わりのアサガオのように、鮮やかな紫がピッチとス
タンドで広がって…。今季一番の、格別な喜びである。
暗い闇を経て、朝開くからアサガオ。広島も、7連敗という長い
闇が、この勝利を引き出したといえる。先発メンバーの平均年齢は
22・64歳。久保も大木もいない。そんな真っ暗闇の状態で、木村監
督は若い力に希望を託した。経験がない以上、常に「攻撃的」を貫
くしかない。ギャンブルとも思えるこの決断が、夜明けの序章とな
る。
試合は劣勢。しかし、先制しても守りには入らない。考えてみた
ら89分に3度も失点しているチームである。守りに入っても守れな
いと判断したのかもしれない。後半18分には守備のできる沢田では
なくミロを投入。結果、これが2点目につながったのだから、光と
なり水となったのは、この決断だったいえよう。
しかし、この花はアサガオ。夕刻にはしぼむ、一日限りの「はか
ない花」である。今後も続くいばらの道。若い力だけでは、乗り切
れまい。この勝利が、真っ暗闇にいるエースの心も照らしてくれる
なら。今、そう願っている。(小西晶)
▽阿波踊り健在 藤本
藤本が挙げた先制点は、チーム、そして自身の悩みを吹き飛ばす
会心のゴールだった。
試合開始からミスを連発。サポーターに広がるため息を、歓声に
変えたのは前半44分だった。中盤でボールを奪うと、持ち前のキー
プ力で2人、3人と抜いていく。「パスも考えた。でも、とにかく
シュートを打つのが大事だった」。勝負強さが生んだ先制点だっ
た。
不調の真っただ中にいた。前節は、今季初の先発落ち。木村監督
から、「守備での頑張りが足りない」と指摘された。「あんなこと
を言われたのは初めて。自分は攻めてだけいればいいと思ってい
た」。まだ本調子とはいえない。だが、勝利に貢献できたことは何
よりうれしかった。
この日は、日本代表のジーコ監督がスタンドで観戦。代表復帰を
アピールし、阿波踊りも披露した。「あれが日本のサンバだって教
えておいてください」。こんな「藤本節」が増えてくれば、完全復
活の日も遠くない。(五反田)
試勝分敗勝得失 得
合 け ち 失
数数数数点点点 差
1東京V2200670 7
2磐 田2200631 2
3F東京2200620 2
4名古屋2110441 3
5浦 和2200431 2
6G大阪2101342 2
7鹿 島2101333 0
7広 島2101333 0
9清 水2101313−2
10京 都2101315−4
11 柏 2020233 0
12札 幌2011123−1
13仙 台2002013−2
14市 原2002002−2
15神 戸2002003−3
16横浜M2002026−4
   
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