中国新聞サンフレ情報
エルツェッグV弾 茂木J初ゴール'02/9/14


広  島 2 1―0 1 F東京 
2勝1敗   0―1   2勝1敗
(5)    延 長    (6)
0―0       
1―0       

●…広島はエルツェッグの来日初ゴールでVゴール勝ち。今季初 の連勝を果たした。

広島は延長後半2分、森崎浩のパスを受けた久保が、右サイドか らセンタリング。中央に詰めていたエルツェッグが右足で合わせ、 ゴールに押し込んだ。

先制したのは広島。前半23分、ペナルティーエリア内でパスを受 けた茂木が冷静に決めた。その後は、中盤の運動量に勝るF東京 に、ペースをつかまれたが、下田の再三の好セーブが勝利を呼び込 んだ。(小西晶)

【写真説明】上=延長後半2分、Vゴールを決め喜んで駆け出すエルツェッグ 下=前半23分、広島・茂木(左)が初ゴールを決め先制

▽ラストパス 3トップの迫力 観客くぎ付け

昨年、「3トップに恋をした」と書いた。ヴァレリー前監督の辞 任で、悲しい別れもあった。あれから10カ月。あの果たせなかった 思いが今、形を変えてよみがえる。エルツェッグ、茂木、そして久 保。物語の続編はVゴール勝ちで幕開け。出来すぎたドラマのよう に劇的だった。

14日付朝刊で、この3トップを予想した。これは希望だった。久 保の動きは、復活の気配を感じさせていた。エルツェッグの強さ、 茂木のスピードと融合させれば、きっかけをつかむかもしれない。 そして、そのチャンスは、この試合以外にはないと思っていた。

木村監督には、このシステムはオプションだった。しかし、3ト ップになってからの攻めは、完全に観客をくぎ付けにした。エルツ ェッグを先頭に3人が三角形をつくり、ゴール前に詰める。両サイ ドも攻め上がり、2列目も加わる。忘れていたのはこの迫力だ。わ ずか20分足らずのショータイムだったが、どれだけの人の目がハー トマークになったことか。そういう私も例外ではない。

予断を許さない状況には変わりないが、夢くら い見てもいいだろう。この恋のトライアングルが、燃えて燃えて燃 えあがれば、秋の気配漂う広島に、もう1度夏がくる。(小西晶)

▽「点取るため来た」 エルツェッグ

結末は劇画の世界のようだった。延長戦での劣勢に、何度も負け を覚悟したサポーター。Vゴール勝ちを呼んだのは不調のチームを 救うため、広島にやってきたエルツェッグだった。

1―1の延長後半2分。右サイドの久保から、速いクロスが渡っ た。「いいボールだった」。DFをすり抜け、右足を伸ばす。歓喜 に揺れるスタンドへ向け、ユニホームを脱いで応えた。「点を取る ために生きている。そのために日本に来たんだ」

8日に来日した元クロアチア代表。「体調は完全ではない」と言 うように、その動きは本来のものではない。それでも今西総監督は 「サッカーを知っている。なじむのも早い」と高く評価した。

次節は先発の期待も膨らむ。「それは監督が決めること。途中出 場で点を取るのもいいね」。まだ評価は早いかもしれない。それで も、この男が反撃の鍵を握るのは間違いない。(五反田)


試勝分敗勝得失 得
合 け ち   失
数数数数点点点 差
1名古屋3210772 5
2浦 和3300752 3
3東京V2200670 7
4磐 田3201643 1
5F東京3201632 1
6京 都3201625−3
7G大阪3201563 3
8広 島3201554 1
9鹿 島2101333 0
10仙 台3102323−1
11清 水3102325−3
12 柏 3021234−1
13札 幌2011123−1
14神 戸2002003−3
15市 原3003015−4
16横浜M3003027−5


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