広 島 2 1―0 1 F東京
2勝1敗 0―1 2勝1敗
(5) 延 長 (6)
0―0
1―0
●…広島はエルツェッグの来日初ゴールでVゴール勝ち。今季初
の連勝を果たした。
広島は延長後半2分、森崎浩のパスを受けた久保が、右サイドか
らセンタリング。中央に詰めていたエルツェッグが右足で合わせ、
ゴールに押し込んだ。
先制したのは広島。前半23分、ペナルティーエリア内でパスを受
けた茂木が冷静に決めた。その後は、中盤の運動量に勝るF東京
に、ペースをつかまれたが、下田の再三の好セーブが勝利を呼び込
んだ。(小西晶)
【写真説明】上=延長後半2分、Vゴールを決め喜んで駆け出すエルツェッグ 下=前半23分、広島・茂木(左)が初ゴールを決め先制
▽ラストパス 3トップの迫力 観客くぎ付け
昨年、「3トップに恋をした」と書いた。ヴァレリー前監督の辞
任で、悲しい別れもあった。あれから10カ月。あの果たせなかった
思いが今、形を変えてよみがえる。エルツェッグ、茂木、そして久
保。物語の続編はVゴール勝ちで幕開け。出来すぎたドラマのよう
に劇的だった。
14日付朝刊で、この3トップを予想した。これは希望だった。久
保の動きは、復活の気配を感じさせていた。エルツェッグの強さ、
茂木のスピードと融合させれば、きっかけをつかむかもしれない。
そして、そのチャンスは、この試合以外にはないと思っていた。
木村監督には、このシステムはオプションだった。しかし、3ト
ップになってからの攻めは、完全に観客をくぎ付けにした。エルツ
ェッグを先頭に3人が三角形をつくり、ゴール前に詰める。両サイ
ドも攻め上がり、2列目も加わる。忘れていたのはこの迫力だ。わ
ずか20分足らずのショータイムだったが、どれだけの人の目がハー
トマークになったことか。そういう私も例外ではない。
予断を許さない状況には変わりないが、夢くら
い見てもいいだろう。この恋のトライアングルが、燃えて燃えて燃
えあがれば、秋の気配漂う広島に、もう1度夏がくる。(小西晶)
▽「点取るため来た」 エルツェッグ
結末は劇画の世界のようだった。延長戦での劣勢に、何度も負け
を覚悟したサポーター。Vゴール勝ちを呼んだのは不調のチームを
救うため、広島にやってきたエルツェッグだった。
1―1の延長後半2分。右サイドの久保から、速いクロスが渡っ
た。「いいボールだった」。DFをすり抜け、右足を伸ばす。歓喜
に揺れるスタンドへ向け、ユニホームを脱いで応えた。「点を取る
ために生きている。そのために日本に来たんだ」
8日に来日した元クロアチア代表。「体調は完全ではない」と言
うように、その動きは本来のものではない。それでも今西総監督は
「サッカーを知っている。なじむのも早い」と高く評価した。
次節は先発の期待も膨らむ。「それは監督が決めること。途中出
場で点を取るのもいいね」。まだ評価は早いかもしれない。それで
も、この男が反撃の鍵を握るのは間違いない。(五反田)
試勝分敗勝得失 得
合 け ち 失
数数数数点点点 差
1名古屋3210772 5
2浦 和3300752 3
3東京V2200670 7
4磐 田3201643 1
5F東京3201632 1
6京 都3201625−3
7G大阪3201563 3
8広 島3201554 1
9鹿 島2101333 0
10仙 台3102323−1
11清 水3102325−3
12 柏 3021234−1
13札 幌2011123−1
14神 戸2002003−3
15市 原3003015−4
16横浜M3003027−5
   
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