広 島 1 1―0 0 市 原
3勝2敗 0―0 1勝4敗
(8) (3)
●…広島は久保のPKで挙げた得点を守り切り、市原に辛勝。年
間順位を13位に上げた。
序盤は、エルツェッグ、久保の2トップが機能し、広島のペー
ス。前半38分には、ペナルティーエリア内でドリブル突破を試みた
エルツェッグがミリノビッチに倒されPK。久保がゴール左隅に決
め、先制した。
しかし、後半は一転して守勢に。中盤を支配され、両サイドから
何度もクロスを入れられたが、下田の度重なる好セーブで、得点を
許さなかった。(小西晶)
【写真説明】前半38分、PKを決めてガッツポーズをする久保(左)。右は高橋
相性というものは、恐ろしいものである。ここ広島スタジアムで
は、市原に10年間負けていないとは聞いていたが、あの終盤の内容
で勝ち点3をいただけるとは。「運がなかった」と市原のベングロ
シュ監督は言っていたが、「ご愁傷様」としか言いようがない。
さて、話を試合に戻そう。こんな試合にも勝因はある。それは、
エルツェッグ、久保という最も攻撃力のある2人を、そろって相手
に突きつけたことにある。将棋の世界には、「鬼より怖い2枚飛
車」という言葉があるが、まさにそれ。ドリブルで突破も出来れ
ば、サイドで起点にもなれる。そんなこまが二つで攻めてくるのだ
から、守るほうはたまるまい。
ただ、この2人を生かしていたのは、2列目の高橋、梅田といえ
る。「序盤は飛車より角」と言わんばかりに、立ち上がりから攻撃
をサポート。この4人が、前線で動き回り、リズムをつくった。
「4枚の攻めは切れない」。格言通り、分厚い攻めといえた。
終盤はDFラインを上げられず、お約束の大劣勢となった。勝負
事は負けて覚えるものらしいが、勝ってもこれは戒めとしたい。次
節は、多くのこまを失っての対局。どんな一手があるのだろうか。
いずれにしても、相性はもう味方には出来ない。(小西晶)
▽執念のゴール 久保
積もり積もったうっぷんをすべて吐き出すような、力強いガッツ
ポーズだった。不振にあえぐエース・久保が約2カ月ぶりのゴー
ル。前半38分、PKを得意の左足でゴール右隅へ。ネットの揺れに
沸く1万人の大歓声とともに、雄たけびを上げて喜んだ。
後半戦5試合目で初先発。「いつもと変わらない」とクールに振
り返るが、出だしからゴールへの執念を全身にみなぎらせ、積極的
にボールを追った。
2トップを組むエルツェッグが倒されて得たPK。「ベンチから
キッカーの指名はなかった」(木村監督)が、ボールの前に立った
のは久保だった。「誰も行かなかったから…。できる事をやっただ
け」。復活を予感させるゴールは、エースの意地とプライドの結晶
だった。
この1点で、ゴールへの飢えが満たされたわけではない。「追加
点が取れなかった。練習して出直し」。左足にさらに磨きをかけな
がら、完全復活の舞台を待つ。(山本)
試勝分敗勝得失 得
合 け ち 失
数数数数点点点 差
1磐 田540112124 8
2G大阪54011183 5
3浦 和54101184 4
4鹿 島5302987 1
5F東京5302969−3
6広 島5302865 1
7京 都5302858−3
8東京V52127116 5
9名古屋5212775 2
10 柏 5131655 0
11仙 台5203667−1
12神 戸5203656−1
13市 原5104347−3
14横浜M5113348−4
15清 水51043310−7
16札 幌5014148−4
   
|