広 島 0 0―0 0 東京V
3勝1分 0―0 5勝2分
け5敗 延 長 け2敗
(9) 0―0 (17)
0―0
●…広島はシュート数17本。東京Vの11本を上回る攻めを見せな
がら0―0で引き分け、年間順位は15位のまま。
広島はボランチ森崎和の復帰が大きく、中盤のパスワークがさえ
た。再三ゴールを脅かしたが、後半10分のエルツェッグ、同40分の
久保のゴール前でのシュートなど絶好機を決められず、後方からの
フォローもなかった。
守りは、上村が東京Vのエジムンドをほぼ完ぺきに抑えるなど充
実。それだけに勝てなかったのは悔やまれる。(五反田)
【写真説明】延長後半6分、広島・エルツェッグ(中央)がシュートを放つがゴールならず
信じることより、信じ続けることのほうが大変だと思う。限りな
く負けに等しい勝ち点1。今さら内容がよかったなどと書いても、
慰めの材料にはなるまい。しかし、皮肉にも信じ続けることの大切
さを、この120分で痛感した。だから今は、無理を承知で前向き
に論を進めることを許していただきたい。
信は力なり、というが、この戦いはこの言葉に尽きるだろう。4
バックでラインを上げコンパクトにし、高い位置でボールを奪う。
無理だと思われたこの戦術を選手は体現した。DFと中盤が挟み込
むように襲いかかり、相手の攻め手を奪った。「信じてやっていけ
ば必ずできる」。彼らの言葉は真実だった。
攻撃もそうだ。パスサッカーは習熟へ時間がかかるため、今季は
難しいと思われた。しかし、選手はやってみせた。奪ったボール
を、素早く正確につなぎ、2トップ、2列目、両サイドまで巻き込
んで攻め込んだ。この形こそ、求めてきた姿に違いない。
これで勝てなければ、もう勝てまいとの見方もある。それでも選
手は言い切った。「この勝ち点1を無駄にしない」。彼らの目は死
んではいない。だから、私もい信じることをやめない。どんな結末
が近づこうとも、やめるわけにはいかないのである。(小西晶)
▽内容は最高「あとは運」
スタンドの歓声は悲鳴へ、ピッチをぬらす雨は涙雨へと変わっ
た。120分間、相手ゴールを脅かしながら、0―0。「押し込ん
でも点に結び付かない。まるで病気にかかっているかのよう」と藤
本。J1残留争いの真っただ中で、広島は4試合続けて勝利から見
放されている。
中盤から前線への展開は、今季最高の出来だった。森崎和がキー
プし、藤本が走る。久保とエルツェッグは計11本のシュートを放っ
た。だが、ネットを揺らせない。エルツェッグは「数センチのずれ
で得点できなかった」と悔しがった。
ここ4試合で得点はわずか2。開幕からの決定力不足は一向に解
消しないが、選手はかたくななまでに戦い方を変えない。「やって
いることは間違っていない」(上村)という強い意志が、彼らの背
中を押している。
「いいサッカーをしている。あとは運。それに尽きる」。今西総
監督は気丈に言い放った。残り6試合。ぎりぎりの戦いの中で、広
島は残留への道を探していく。(五反田)
試 勝 分 敗 勝 得 失 得
合 け ち 失
数 数 数 数 点 点 点 差
1浦 和 9 8 1 0 21 19 7 12
2東京V 9 5 2 2 17 18 8 10
3磐 田 8 6 0 2 17 16 6 10
4G大阪 9 6 0 3 17 17 8 9
5鹿 島 9 5 0 4 15 15 13 2
6F東京 9 5 0 4 14 14 14 0
7京 都 9 5 0 4 14 10 14 −4
8 柏 8 3 3 2 12 7 6 1
9横浜M 9 4 1 4 11 9 10 −1
10神 戸 9 4 0 5 11 11 14 −3
11名古屋 9 3 1 5 10 14 15 −1
12広 島 9 3 1 5 9 8 12 −4
13清 水 9 3 0 6 9 9 15 −6
14仙 台 8 3 0 5 8 8 15 −7
15市 原 8 2 0 6 6 8 13 −5
16札 幌 9 0 1 8 1 4 17 −13
   
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