広 島 2 0―0 0 新 潟
(J1) 2―0 (J2)
- ▽得点者【広】高橋、山形
●…広島は新潟の組織的なサッカーに攻めあぐみながらも、後
半、高橋、山形のゴールで突き放し、ベスト16入りした。
先制点は後半11分。服部が左サイドからゴール前へ絶妙のクロ
ス。そのこぼれ球を高橋が左足で決めた。35分には、右サイドから
の森崎浩のクロスを山形が頭で合わせ2点目。勝負を決めた。
前半は、新潟の速いプレスとパス回しに苦しみ、ほぼ互角の内
容。しかし、前半44分にマルクスが退場となり、広島に流れが傾い
た。(小西晶)
【写真説明】後半35分、2点目を決め、森崎浩(手前左)らと喜ぶ山形(左から3人目)
▽焦らず我慢 来季へ収穫
シュート数は13対3と圧倒した。スコアも2―0。だが、快勝と
言うには、抵抗がある。「スタートが良くなく、難しい試合になる
と思った」と上村が話すように、前半はゲームプラン通りに進まず
苦戦。勝つには勝ったものの、小野新体制の船出は、「終始、快
晴」ではなかった。
初陣とはいえ、特別なものを用意していたわけではない。狙い
は、シーズン終盤と同様、高い位置でボールを奪い速攻につなげる
ことだった。しかし、相手の両サイドが予想以上に攻撃的にきたあ
たりから、雲行きが怪しくなった。徐々に押し込まれ、受けに回る
展開に。小野監督は「新潟はポジションチェンジをしながら自分た
ちのサッカーをしてきた。ただ、苦しみながらも、イライラせずこ
らえられたことは収穫」と振り返った。
そんな展開も、前半44分のマルクスの退場で一変した。後半は、
守備的な新潟を一方的に攻めたてた。「FWの選手が動いて、パス
コースをつくれた」と高橋。素早く前線にボールを運び、両サイド
からクロスの雨を浴びせ、2得点。「引いてくる相手をいかに攻略
するか」という来季の課題に、まずは答えを出した。
小野監督は「点を奪うために、積極的に仕掛けていく。うまくい
かなかった部分もあるので、プレーの精度を高めたい」と言った。
迷走を続けた2002年。その終わりに、チームの針路がはっきり
と見えた。(小西晶)
   
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