広 島 22―11 横浜M
(J1) 0―0 (J1)
●…広島は攻撃的な守りが奏功し、横浜Mに逆転勝ち。3年ぶり
のベスト8進出を果たした。
序盤は、前線でボールがキープできず、苦しい展開。前半19分に
清水のゴールで先制を許したが、28分に森崎和のミドルシュートで
同点とすると、流れは広島に。40分には右サイドからのクロスを大
木が冷静に決め、勝ち越した。
終盤は、攻撃の人数を増やした横浜Mの前に防戦一方。それで
も、DF陣の集中力は最後まで切れず、逃げ切った。(小西晶)
■戦術と闘争心 チーム一体
「苦しい時間帯に、チームが一つなれるかどうかを見たい」。試
合前のロッカールームで、小野監督は選手にそう語ったという。こ
のシンプルな要求に応えた広島イレブンが、J1年間順位2位の横
浜Mを破る金星を引き出した。
象徴的だったのは、1点リードした後半30分以降。防戦一方とな
ったが、選手の集中力は切れない。「足がつりそうで苦しかった
が、誰も下を向かずに頑張っていた。みんなで耐えていけば大丈夫
だと思った」と李漢宰。小野監督は「(戦う)スピリットを見せて
くれた」と喜んだ。
戦術も一貫していた。高い位置から攻撃的に守る―というゲーム
プラン。風下に立った前半は、ロングボールを多用する横浜Mに押
し込まれ、先制を許した。しかし、選手に動揺はない。「前線の選
手がしっかりとボールを追ってくれていたので、理想的な守りができていた」と森崎和。反撃のきっかけをつかめたのは、この戦術で
チームがまとまっていたからだ。
戦術とスピリット。チームに、小野カラーが浸透し始めた。「試
合ごとに、成長し強くなっているという手応えがある」という桑原
の言葉は、選手共通の思いだ。「僕らに相手は関係ない。自分たち
のサッカーをして元日の決勝へ行くんだ」と森崎和。決勝まであと
2勝。国立競技場の舞台は、遠い目標でなくなりつつある。 (小
西晶)
【写真説明】前半分28分、同点ゴールを決め、上村(右端)ら広島イレブンに祝福される森崎和(8)
   
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