中国新聞サンフレ情報
3年ぶり8強 横浜Mに逆転勝ち'02/12/22


広  島 22―11 横浜M 
(J1)  0―0  (J1)

●…広島は攻撃的な守りが奏功し、横浜Mに逆転勝ち。3年ぶり のベスト8進出を果たした。

序盤は、前線でボールがキープできず、苦しい展開。前半19分に 清水のゴールで先制を許したが、28分に森崎和のミドルシュートで 同点とすると、流れは広島に。40分には右サイドからのクロスを大 木が冷静に決め、勝ち越した。

終盤は、攻撃の人数を増やした横浜Mの前に防戦一方。それで も、DF陣の集中力は最後まで切れず、逃げ切った。(小西晶)

戦術と闘争心 チーム一体

「苦しい時間帯に、チームが一つなれるかどうかを見たい」。試 合前のロッカールームで、小野監督は選手にそう語ったという。こ のシンプルな要求に応えた広島イレブンが、J1年間順位2位の横 浜Mを破る金星を引き出した。

象徴的だったのは、1点リードした後半30分以降。防戦一方とな ったが、選手の集中力は切れない。「足がつりそうで苦しかった が、誰も下を向かずに頑張っていた。みんなで耐えていけば大丈夫 だと思った」と李漢宰。小野監督は「(戦う)スピリットを見せて くれた」と喜んだ。

戦術も一貫していた。高い位置から攻撃的に守る―というゲーム プラン。風下に立った前半は、ロングボールを多用する横浜Mに押 し込まれ、先制を許した。しかし、選手に動揺はない。「前線の選 手がしっかりとボールを追ってくれていたので、理想的な守りができていた」と森崎和。反撃のきっかけをつかめたのは、この戦術で チームがまとまっていたからだ。

戦術とスピリット。チームに、小野カラーが浸透し始めた。「試 合ごとに、成長し強くなっているという手応えがある」という桑原 の言葉は、選手共通の思いだ。「僕らに相手は関係ない。自分たち のサッカーをして元日の決勝へ行くんだ」と森崎和。決勝まであと 2勝。国立競技場の舞台は、遠い目標でなくなりつつある。 (小 西晶)

【写真説明】前半分28分、同点ゴールを決め、上村(右端)ら広島イレブンに祝福される森崎和(8)


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