広 島 3 1―1 1 清 水
(J1) 2―0 (J1)
●…広島は2ゴールを挙げた久保の活躍などで清水に逆転勝ち。
3年ぶりのベスト4進出を果たした。
風下に立った前半は強風に苦しみ、清水のペース。16分にバロン
のゴールで先制されたが、30分に久保のPKで追いつくと徐々に広
島の流れとなった。
厳しい守備からの速攻でリズムをつくり、後半16分にゴール前の
こぼれ球を久保が右足で決めて勝ち越した。38分には森崎和が2試
合連続となるミドルシュートを決めた。(小西晶)
【写真説明】後半16分、広島・久保(10)が右足でミドルシュートを決め、2―1とする
▽久保、チームに勢い吹き込む
「今は天皇杯に集中したい」。その強い思いが眠っていた野生を
呼び起こした。久々に見せた強さとスピードで長崎のサポーターを
魅了し、終わってみれば今年初の1試合2ゴール。久保が「元日国
立」を目指すチームに勢いを吹き込んだ。
立ち上がりは、爆発の予感すら感じさせないほど精彩を欠いた。
「厳しい守りで、ボールを失う場面が目立った」(小野監督)。審
判のジャッジにいらだつ場面も見られたが、そんなプレーぶりを一
変させたのが、前半30分のPK。GK羽田の動きを冷静に判断し、
ゴール左隅へ矢のようなシュート。これでエースが目覚めた。
後半、ラインを上げてきた清水DF陣に、久保が猛然と襲い掛か
る。16分、上村からのロングボールに反応。ゴール前まで持ち込
み、最後はこぼれ球を右足でゴール。その後も突破あり、ロングシ
ュートとありと随所に「らしさ」を発揮。「今大会にかける高いモ
チベーションを感じた」と小野監督も舌を巻いた。
試合後は「元日まで頼むぞ」とのサポーターの声に、ガッツポー
ズで応えた。「小野さんが監督になって、サッカーが理解しやすく
楽しい。勝ててよかった」。多くを語らない背番号10が、決勝進出
への命運を握っている。(小西晶)
   
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