広 島 2 0―0 0 大 宮
21勝9分 2―0 14勝7分
け6敗 け15敗
(72) (49)
●…広島は後半の2得点で大宮を振り切り、6連勝。連続無失点試合を5に伸ばした。
序盤は静かな展開。広島はやや深めのラインで大宮の攻撃を封じ、ロングボールから攻撃を仕掛けた。先制点は後半6分。森崎浩の右CKを逆サイドの森崎和が折り返し、最後はサンパイオが押し込んだ。
29分には、服部のクロスを真中が頭で合わせ、2点目。終盤は大宮の反撃を受けたが、冷静にしのぎ切った。(小西晶)
【写真説明】後半6分、先制点を挙げて喜ぶ広島のサンパイオ(左)。中央はアシストの森崎和。右は大宮のGK川島
後半29分、広島の真中がへディングシュートを決め、2―0とする
▽サンパイオ 押し込み先制点
先制点を挙げ、2点目を演出するパス。攻守に大活躍のサンパイオは「ピッチの11人だけでなく、ベンチの人を含めたみんなが同じ気持ちで戦っている」と、チーム一丸の勝利を強調した。
後半6分のセットプレーだった。右CKに合わせ、ペナルティーエリアの外から飛び込んできた森崎和が、頭でゴール中央ヘ折り返し。詰めていたサンパイオが、ゴールネットを揺らした。
「チームに(背の)高い選手はいないけど、みんなで一生懸命練習してきたプレー。(1998年の)フランスワールドカップのスコットランド戦で決めたシュートと同じように右肩で触ったよ」。作戦通りの見事な先制ゴールを、興奮気味に振り返った。
29分のダメ押し点につながった好パス。「サイドバックの選手が、いい形で攻め上がっていたからね」。苦しい展開が続く中、持ち前の冷静な判断で追加点を引き出した。
胸に「J1復帰」の文字を入れたTシャツを自ら作り、アンダーシャツ替わりに着ている。「毎試合、毎試合が決勝戦だ」。J1を目指すチームの強い思いを代弁し、胸を張った。(時永)
▽チーム一丸 願いは一つ 2試合ぶりゴールに笑顔/真中
後半29分、真中がゴール右隅に2点目を決めた。2試合ぶりのゴールに、「チームの勝利に貢献できてほっとしている」と笑顔を見せた。
中央のサンパイオから左サイドに出たパスを、服部が正確なクロス。「(服部がゴールラインの)深い位置までいったので、ボールは来ないだろうと思いながらも飛び込んだ。(クロスが)来たので慌てて体ごと突っ込んだ」と苦笑い。「触れば1点と思ったので、よかったよ」と、胸をなでおろしていた。
▽攻守に活躍 服部手応え
服部が2点目をアシストするなど攻守にわたって6連勝に貢献した。
攻めては後半29分。サンパイオのパスを受け、正確なクロスで貴重な追加点を演出。「サンパイオがボールを持ったら、僕はサイドのスペースに走るだけ。ゴール前に誰かが詰めてくれると信じて出した」と振り返った。
守っては、大宮の武器である右サイドからの展開を、激しい当たりで封じた。「裏を突かれないように集中した。いい戦いができているので、このままいきたい」と手応えを口にした。
▽ラストパス 危機管理が生んだ快走
大宮・菅野監督の試合後の言葉を聞いて、時の流れの速さをあらためて痛感した。「(広島は)引いて守ってきた。長いボールから速くシンプルに攻めようとしたが、ボールを長く持たされ、そのうちに守備陣形を整えられた」。攻めあぐねる大宮が、1カ月前の勝てない広島の姿にだぶった。
要するに、広島はこれまで相手に苦しめられてきたサッカーで、やり返しているのである。前半は「普段よりも深いラインで、バレーがプレーするスペースを消した」と小野監督。後半は、相手が出てくるところを、ロングボールで裏を狙った。戦術の変ぼうぶりを実感した人も多かったことだろう。
これは、相手との駆け引きでもある。大宮に限らず、すべての相手がカウンター狙い。「相手は、うちが前に出てくるのを待っている。その誘いには乗らない」と小野監督。第1クールの10連勝の時はリスクを背負ってでも攻撃的に戦った。危機管理を徹底した今は、すべて先行逃げ切りで6連勝である。
「J2サッカー」とやゆされても気にすることはない。サンパイオは言う。「面白くない、楽しくないサッカー。それでもJ1昇格までは、これで勝つ」。残り8試合。求められるのは、結果のみである。(小西晶)
試勝分敗勝得失 得
合 け ち 失
数数数数点点点 差
1新 潟362367756629 37
2広 島362196725629 27
3川 崎3518116656838 30
4甲 府3616911574839 9
5福 岡3615714525352 1
6大 宮3614715494151―10
7水 戸3613914483334―1
8山 形3613815474142―1
9札 幌36111114444747 0
10湘 南369819352644―18
11横浜C3571117323670―34
   
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