広島ビックアーチ(広島1分け)
広 島 1 0―0 1 清 水
1分け 1―1 1分け
(1) (1)
●…広島は後半に先制した後、清水に同点とされて引き分け。2年ぶりのJ1の初戦を白星で飾れなかった。
広島は前半、6本のシュート(清水1本)を放つなど優位に進めたが、得点に結び付かなかった。後半18分、服部の右CKを相手DFがこぼしたところを、小村が右足で決めた。しかし、同27分に、沢登の右CKを平松に頭で合わされ、同点に追い付かれた。同34分には、服部のセンタリングを井川が頭で合わせたが、得点できないなど、再三の好機を生かせなかった。(山中)
【写真説明】【広島―清水】後半18分、右CKを相手DFがこぼしたところを、小村(右から2人目)が飛び込んで先制のゴールを決める
【写真説明】【広島―清水】後半18分、右CKを相手DFがこぼしたところを、小村(右から2人目)が飛び込んで先制のゴールを決める
▽キックオフ 攻守に収穫 期待十分
この90分間の勝負だけを考えれば、「勝てたんじゃないか」とため息も出よう。ただ、見方一つで、そんなブルーな気分も期待感に変えることができる。要は、広島の置かれている状況に目を向ければいいのである。
J1復帰元年。小野監督が「失敗を恐れず、チャレンジする」というように、広島にとって大切なのは、一戦一戦成長することにある。そう見れば、この90分は今後に期待十分の内容とはいえないか。根拠の一つは、積極的な守り。特に前半は、再三、高い位置でボールを奪いチャンスにつなげた。「キャンプから取り組んできたことが形になってきた」と森崎和が言うのも納得である。
もう一つ、チアゴの仕事を忘れてはならない。「キープもできるし、前を向いて裏を狙うこともできる。森崎和、服部との連係もよかった」(小野監督)。清水のDF陣のハードなマークにも、全く存在感を失わなかった。これで、大木、森崎浩、駒野らが戻ってくれば…。そんな幸せな想像をしたのは、私だけではあるまい。
「一つ一つ階段は上っている」と小野監督。選手はこの勝ち点1から何を学んでくれるのだろうか。さらなる成長を期待しながら、前向きに次節のキックオフを待ちたい。(小西晶)
▽先制小村 「勘」で決めた
その瞬間、ベテラン小村が無邪気な少年になった。先制ゴールを挙げると一目散に看板を飛び越え、観客の方へ駆け出した。「早く結果を出したかった」。プロ人生のがけっぷちに立たされた元日本代表が、喜びを爆発させた。
後半18分、見せ場が訪れた。右CK。「経験で培った勘」でゴール左に詰めて、こぼれ球を押し込んだ。「サポーターと喜びを分かち合いたかった。今季から看板を越えても警告にならないから行った」と、1年半ぶりのゴールを満面の笑みで振り返った。
日本代表として32試合(4得点)。1998年のワールドカップ(W杯)でもピッチに立った。昨季の仙台では右ひざの故障や手術もあり、オフに戦力外通告を受けた。広島が声をかけたのは年明け。「もう後がない」と、キャンプから若手以上に声を張り上げ、ボールを追った。
小野監督は「ひたむきさに加え、攻撃時に全体のバランスも整えてくれる」と評価する。「あとは勝てれば…」。視線の先には、松江市から観戦に来ていた母親の郁子さん(66)がいた。(佐藤)▽決定機演出 チアゴ存在感
チアゴが前線で存在感を示した。無得点に終わったが、ポストプレーや、縦への突破などで再三チャンスメーク。能力の高さを実証した。
「今日は前線でしっかり動こうと思っていた」。前半6分には、李漢宰のFKを頭で合わせたが、GK西部の好セーブに阻まれた。その後も決定機をつくり、「チアゴあり」を印象づけた。しかし、本人は「今日のプレーでは納得できない」と笑顔なし。「次節ではもっといいプレーを見せる」と気を引き締めていた。
▽「勝ちたかった」悔しがる服部
だれがなるか、で注目されたゲームキャプテンを務めたのは服部だった。「(主将に)関係なくチームプレーを心掛けた。いい試合ができただけに、勝ちたかった」と悔しがった。
スピードが求められるJ1の舞台。「とにかく速い攻めを見せたかった」という。左MFで再三、チアゴらに左クロスを送って好機をつくりだした。後半18分の右CKでは、小村の先制ゴールを導いた。
「試合をしている間は(J2との違いも)特に感じなかった。次は勝ちたい」と締めくくった。
試勝分敗勝得失 得
合 け ち 失
数数数数点点点 差
1磐 田1100320 2
2 柏 1100321 1
2名古屋1100321 1
2神 戸1100321 1
5F東京1100310 1
6鹿 島1010111 0
6浦 和1010111 0
6横浜M1010111 0
6清 水1010111 0
6G大阪1010111 0
6広 島1010111 0
12市 原1001012−1
12C大阪1001012−1
12大 分1001012−1
15新 潟1001001−1
16東京V1001002−2
    
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