ヤマザキナビスコ・カップ1次リーグ第1日(27日・広島スタジアムほか=8試合)
1次リーグが開幕、A組は広島―横浜Mが0―0で、C大阪―東京Vは1―1でともに引き分け。昨季優勝したC組の浦和は終了間際に大分の高松に勝ち越し点を許し、2―3の黒星発進となった。市原は清水に4―0で快勝。B組の名古屋はウェズレイがハットトリックを達成、G大阪に3―1で勝った。磐田と新潟は0―0だった。
D組は鹿島がF東京を2―1で下し、神戸は柏を1―0で破った。
広島スタジアム
広 島 00―00 横浜M
1分け 0―0 1分け
(1) (1)
●…広島はシュート数20―4で横浜Mを圧倒したが、ゴールを奪えず引き分け。今季の初白星を逃した。
久保、奥ら主力が外れ、攻め手を欠く相手に、前半から攻め立てた。今季初先発した森崎浩、森崎和らがFWチアゴにボールを集め、守備陣を崩した。服部も積極的に絡み、ゴール前で再三フリーになる好機をつくったが、シュートミスなどで逃した。
後半もチアゴが19、29、44分とフリーの場面で決められず、最後まで詰めを欠いた。(山中)
【写真説明】【広島―横浜M】後半29分、チアゴ(右)が飛び出すもGK榎本達にクリアされる
▽シュート数圧倒 ゴールは遠く チアゴ起点の攻撃完成間近
遠い、遠いゴールである。シュート20本を放ち、内容では完全に圧倒しながら、再三の逸機で無念のドロー。「素晴らしい試合ができた。それだけに勝てなかったことが残念だ」。小野監督の表情は複雑だった。
責任を問われるならば、シュート9本で無得点に終わったチアゴだろう。しかし、決定力不足を忘れさせるほど、前線で効き目があったのも事実である。激しいマークを受けながら、しっかりとボールをキープし、確実にチャンスにつなげた。横浜M・岡田監督が「高さだけでなく足元もしっかりしている。マークさせたが格が違った」と評したように、攻撃の起点として存在感を示した。
1トップのチアゴのやや後方に並べた森崎兄弟も機能した。ボールの集まるチアゴをサポートし、自在に攻撃を展開。「相手が嫌がる場所を狙って、飛び込み、パスを出していった」と森崎和。小野監督も「まだ改善する余地はあるが、相手は困っていたようだ。初めてのシステムだが機能していたし、ゴールの兆しも見られた」と評価した。
「今季の3試合はすべて勝てた試合。悔しい」と言う森崎和の言葉は、選手共通の思いだろう。しかし、試合ごとに理想の形に近づいているのは確かだ。「信じてやっていけば、必ず結果は出る」と森崎浩。この手応えを、1週間後のリーグ第3節、市原戦にぶつけたい。(小西晶)
▽ボランチ健在 外池デビュー戦
今季、甲府から移籍した外池が、広島でのデビュー戦に臨んだ。攻守ともいい動きを見せ、「FW時代しか知らない古巣・横浜Mの選手に、ボランチの外池を見せてやれた」と胸を張った。
2年ぶりのJ1のピッチに、「最初は頭が真っ白になった」と振り返る。徐々に落ち着きを取り戻し、相手の攻撃をはね返した。後半42分には、服部のパスを頭で合わせ、あわやゴールの好機をつくった。それでも、勝ち点3を奪えなかったことには「いいプレーだけでなく、もっと勝ちにこだわらないと」と課題を挙げた。
▽3バック安定感抜群 4シュートに抑える
決定力不足の半面、守りでは3バックの安定度が光った。吉田は「カバーリングなど、3人での約束事がしっかりできている」と理由を話した。
左ストッパーに入り、佐藤由ら右サイドの選手を抑え込んだ。カウンター攻撃にも冷静に対処。相手に4本しかシュートさせなかった。「小村さんの的確な指示で助かっている」と、吉田は照れ笑いする。
次のゲームは、昨季まで在籍した市原との対戦。「絶対に負けたくない。味方のゴールも時間の問題。腐らず、みんなで高めていけばいい」と結んだ。
▽ナビスコ杯A組勝敗表(第1日)
試勝分敗勝得失 得
合 け ち 失
数数数数点点点 差
1東京V1010111 0
1C大阪1010111 0
3広 島1010100 0
3横浜M1010100 0
    
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