中国新聞サンフレ情報
今季初白星'04/5/5

長居スタジアム


広  島 2 0―0 1 C大阪 
1勝4分   2―1   1勝1分
け3敗          け6敗 
(7)          (4) 

●…広島は終了間際に森崎浩の決勝ゴールで、今季初白星を挙げた。

後半43分に同点に追いつかれた広島は、あきらめずにロスタイムに反撃した。中盤のサンパイオからパスを受けた森崎浩が、ドリブルでペナルティーエリア内へ持ち込み、左足でシュートを決めた。

序盤から広島ペースだった。後半3分には森崎和のヘディングシュートで先制した。しかし、その後は拙攻を続け、終盤はC大阪の猛攻を受ける展開に。下田の好セーブが勝利を手繰り寄せた。(小西晶)

【写真説明】上=後半3分、森崎和(8)がFKを頭で合わせて先制ゴールを決める。GK伊藤(右)(撮影・田中慎二)
下=試合終了間際に決勝点を決め、サポーターに笑顔を見せる森崎浩

▽キックオフ 課題胸に されど1勝

風薫る季節にもなって初勝利とは、やや恥ずかしい気もする。1勝で大騒ぎするのもどうかとも思う。ただ、あのまま引き分けで終わっていたら、チームはどうなっていたか。そう考えると、この白星は、「たかが1勝」では済ませられない意味を持っている。

これまでは、内容のよさが、失望しないための唯一の材料であった。しかし、この90分はお世辞にも良かったとはいえない。相手は最下位。しかも10人。それでも、「チャンスをことごとく逃し、焦りが出てきた」と森崎和。ミスは多発し、頼りだった守りも終盤ガタガタに。その上、終了間際の同点劇では、ショックの大きさは推して知るべしであろう。

選手心理はどうだったか。かつて、危険なのは、選手自身が今の方向性に疑問をもつことだと書いた。引き分けに終わっていたら、選手は自信を失わずに済んだか。何の不信もなく、チームは再び一つになれたか。チームがガタガタと崩れ始める危険性を、この試合ははらんでいた。

小野監督は「勝ち点3で課題を曇らしてはいけない」といった。その通りだろう。「たかが1勝」と真剣に受け止め、この結果を反攻への勢いへつなげたとき、初めてそこに「されど」の味がつく。(小西晶

▽鮮やか森崎兄弟ゴール

追い込まれていたからこそ、冷静になれた。終了間際に決勝ゴールを挙げた森崎浩は「まったく緊張しなかった。思った通り、落ち着いて決められた」と、うれしそうにシュートシーンを振り返った。

後半ロスタイム。ゴール右前方でサンパイオのパスを受けた。相手GKと1対1の局面。あれこれ考える時間はなかった。「すぐにシュートのタイミング、コースが定まった」という。ペナルティーエリアに入った瞬間、左足で放ったボールはカーブ回転しながら、ゴールに吸い込まれた。

ここまで未勝利。「これ以上勝てないと、チームの危機になる」と思っていた。勝つには「1点取った後に追加点を取るしかない」と、先制後も攻め続けたが、追いつかれた。自らも後半32分の好機で決められず、責任を痛感していた。

決勝弾は、森崎兄弟にとってもプロ入り後、初の「兄弟ゴール」となった。「今日は勝てたことがうれしい。次節も2人で決めたい」。神戸戦がある9日、兄弟は23度目の誕生日を迎える。(佐藤


試勝分敗勝得失 得
合 け ち   失
数数数数点点点 差
1磐 田870121176 11
2市 原8422141510 5
3浦 和8422141612 4
4横浜M742114118 3
5G大阪833212139 4
6名古屋8332121211 1
7鹿 島8323111110 1
8大 分8323111111 0
9F東京832311810−2
10神 戸8233978−1
11東京V82339810−2
12清 水72329912−3
13広 島8143769−3
14 柏 82157612−6
15新 潟81346711−4
16C大阪81164816−8


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