中国新聞サンフレ情報
速攻合戦、決め手欠きドロー'04/5/16

味の素スタジアム


F東京  1 1―1 1 広  島
4勝3分   0―0   2勝5分
け3敗          け3敗 
(15)          (11) 

●…広島はF東京のスピードのある攻撃をしのぎ切り、1―1で引き分けた。

前半37分、守備陣の一瞬のすきを突かれ、右サイドの石川のクロスを中央のケリーに頭で合わされて先制された。しかし、前半44分、駒野がペナルティーエリア内でファウルを受けPK。チアゴがゴール左隅に押し込み、同点とした。

後半は、カウンター攻撃の仕掛け合い。チャンスとピンチが目まぐるしく変わる展開となったが、お互いに決め手に欠けた。 (小西晶)

【写真説明】後半15分、チアゴがシュートするが、ゴールを割れず(撮影・室井靖司)

▽キックオフ 攻守切り替え「合格」

「ゴール前を分厚くしての守り合いが好き」という人も中にはいるだろうが、サッカーの魅力は、やはり攻め合いだ。その意味では、実に娯楽性の高い90分。攻守が目まぐるしく変わる緊迫感に加えて、いつものプレーを1・5倍も速くしたようなスピード感。結果は不満だが、面白さは今季一だった。

この展開は、広島がF東京のスピードに逃げずに勝負したことで生まれた。こだわったのは切り替えの速さである。ボールを奪ったら、すぐにチアゴへ。そして一気に人数をかけて押し上げる。守から攻への切り替えが速いから、前線で決定機も生まれる。「裏を突いてきても、引かずに前からつぶしにいった」(小村)というDF陣の勇気が、この戦術を後押しした。

チャンスがあればピンチがくる。当然カウンターを受けたが、今度は攻から守の切り替えで対抗した。中盤での厳しいプレッシャーと戻りの速さで数的有利の局面をつくらせなかった。「きつかったが、最後まで集中できた」と服部。見応えのある攻防は、チームの成長そのものだった。

ただ、広島は相手によってプレーのレベルを合わせてしまう癖がある。次節は最下位の柏。ここでも同じ戦いができれば、今度は違った結末が待っているはずである。(小西晶

▽24本目の正直 チアゴ初得点

シュートを放ち続けて24本目。ようやくチアゴのリーグ戦初ゴールが決まった。PKとはいえ、「とにかく点が取れてよかった」。ネットが揺れた瞬間、思わず両腕でガッツポーズをつくった。

前半ロスタイムに訪れたPKの好機。「オレが決める」と真っ先にボールを取りに行った。自分を信じて、左足で振り抜いた。球は、GK土肥の右手をかすめ、ゴール左下に突き刺さった。

決定力不足に悩むチームの「救世主」として期待されながら、初得点まで7試合、494分かかった。相手の厳しいマークや右足の故障に苦しんだ。「みんな、つらい時期はある」と、黙々と練習や治療に励んだ。

次節の柏戦は累積警告で出場停止となる。「残念だけど、次に出る時は流れからのゴールを奪いたい」。エースの顔つきに明るさが戻っていた。(佐藤)



試勝分敗勝得失 得
合 け ち   失
数数数数点点点 差
1磐 田1080224208 12
2横浜M10631211711 6
3浦 和10532182215 7
4鹿 島10523171510 5
5市 原10442161914 5
6F東京10433151112−1
7大 分10424141517−2
8名古屋10343131414 0
9G大阪10334121615 1
10神 戸10334121211 1
11東京V10334121114−3
12広 島1025311910−1
13清 水10244101220−8
14新 潟102359915−6
15C大阪1021771119−8
16 柏 102177715−8


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