中国新聞サンフレ情報
攻守ズバリ 東京Vに3―0'04/9/26


広  島 3 1―0 0 東京V 
2勝2分   2―0   3勝4敗
け3敗          (9) 
(8)              

●…広島は堅守からのカウンター攻撃が奏功。守っては、最後まで東京Vにゴールを許さず、3―0で勝った。

前半開始直後、茂木のクロスのこぼれ球を大木が右足で合わせて先制した。後半17分に盛田の突破からベットにつなぎ、最後は李漢宰が2点目。38分に田中のプロ初ゴールで勝負を決めた。

守りでは、中盤での厳しいプレッシャーが効き、東京Vはミスを連発。終盤の逆襲も、3バックが冷静に対応し、11試合ぶりに無失点で切り抜けた。(小西晶)

写真説明】上=後半17分、2点目を奪い、右手を突き上げて喜ぶ李漢宰(左)。中央は茂木、右はベット(撮影・荒木肇)

▽キックオフ

「勝負はふたを開けるまで分からない」とは、よく言ったものである。戦力、勢い、相性…。どれをどう考えても、この結果は浮かばなかった。こういう番狂わせは、多くの要因が重ならないと起こるものではない。

まず無視できないのは、「ワーストゲーム。早く忘れなければならない」とアルディレス監督が嘆くほど、東京Vの出来が悪かった点である。特に前半は、全体的に動きが鈍く、肝心なところでミスを多発。シュート2本で決定機もほとんどなし。広島のカウンター狙いの戦術に、「まんまとはまってしまった」(平野)のである。

それでも後半、東京Vは逆襲に出る。全体的に徐々に押し込まれた。東京Vへと向かいそうな流れを防いだのがベットだ。故障していたはずなのに、驚くほど絶好調。「運動量が多かった」と本人が言うように、前線から最終ラインまで、どれだけボールに絡み、ピンチを防ぎ、好機をつくったことか。この働きが他の10人の頑張りを無駄に終わらせなかった。

大事なのは、この勝ち点3をきっかけにすること。「みんな気持ちが入っていた」(服部)という試合を続けられれば、次節のカシマスタジアムでも何かが起こる。(小西晶)

▽李漢宰、殊勲の追加点

李漢宰は、この1戦の勝機を「試合の流れ」に見いだしていた。チームはこれまで、先制後の2点目が奪えず、勝ち切れなかった。それだけに勝負を決定付けたゴールに、われを忘れて何度も右腕を突き上げた。「自分のJ1初ゴールより、勝ちにつながる点を取れたのがうれしい」と充実感に満ちていた。

この日も開始直後に先制しながら、追加点が取れず、悪い流れになった。そんな中、後半17分に好機が訪れる。ベットが相手ゴール前に駆け上がると、「好機」と見て続いた。ボールは盛田を経由し自らの元へ。「ゴールまでの軌跡が自然と頭に浮かんだ」。一呼吸置いて右足で決めた。

前節の新潟戦では逆転された後の終盤から出場し、「流れ」を変えることはできなかった。その反省を胸に90分間、攻守に体を張ったプレーを見せ続けた。「これからも、みんなが泥臭く戦い抜くしかない」。真価は次節の鹿島戦でこそ問われると、自らに言い聞かせていた。 (佐藤)

▽大木先制、田中は初 そろってゴール

大木、田中のFW陣が、5試合ぶりの白星を引き寄せた。プロ初ゴールを決めた田中は「先制点を奪った大木さんと交代したので、僕も決めたかった。チームも勝ててよかった」と喜んだ。

大木は試合開始早々に1点目を挙げた。茂木の右クロスから「(相手DFに当たって)すごくいいボールが来たので、逆に緊張した」と苦笑い。あとは右足で合わせるだけ。田中は後半開始から出場。38分、木村の右クロスを受けるとトラップして相手DFをかわし、右足で決めた。ダメ押しとなった3点目にも「次節もベンチ入りできるよう、練習からアピールしないと…」と気持ちを引き締めていた。

写真説明】下=後半38分、田中(23)がプロ初ゴールを決め、3―0と突き放す。右は東京V・戸川


試勝分敗勝得失 得
合 け ち   失
数数数数点点点 差
1浦 和7601182310 13
2市 原742114108 2
3G大阪7412131511 4
4横浜M733112139 4
5鹿 島7322111110 1
6新 潟7322111516−1
7名古屋631210119 2
8F東京731310109 1
9東京V730491115−4
10広 島722381213−1
11清 水7214789−1
12C大阪721471517−2
13大 分62137610−4
14磐 田713361115−4
15神 戸712451517−2
16 柏 70434513−8


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