中国新聞サンフレ情報
サンフレ苦杯 天皇杯、横浜Cに0―1'04/11/14

サッカーの第84回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会主催、共同通信社、NHK共催)は14日、横浜市三ツ沢球技場などで4回戦残り7試合を行い、Jリーグ1部(J1)の市原とC大阪、神戸、広島が敗れた。前日と合わせ、J1計7チームの初戦敗退は過去最多。

C大阪は日本フットボールリーグ(JFL)のザスパ草津に1―2で逆転負けし、市原はJリーグ2部(J2)最下位の札幌に1―2で延長Vゴール負けした。神戸は川崎に2―3で、広島も横浜C(J2)に0―1で屈した。J1の浦和は福岡(J2)を3―1で退け、名古屋、大分も順当勝ちした。

●…広島は、横浜Cの気迫あふれるプレーに押され、0―1で敗れた。

立ち上がりから、横浜Cの早いプレッシャーに慌て、リズムを失った。前線、中盤でのミスや球際の競り合いに負けたことで、再三、両サイドを起点に攻め込まれた。失点は、後半39分。中島の右CKを飛び込んだ山尾に頭で合わされた。

攻めでは、前田、ベットが決定機をつくったが、横浜CのGK菅野の好セーブに阻まれた。終盤にチアゴ、盛田を投入したが、ゴールを割れなかった。 (小西晶

気迫にのまれリズム失う

屈辱的な敗戦だった。J2で8位の横浜Cに押し気味に試合を進められ、終盤の失点で万事休した。「この試合にかける意気込みで相手を上回れなかった。サポーターに申し訳ない」という小野監督も、ショックが隠しきれない様子だった。

明らかに相手の気迫にのまれた。「広島の両サイドを封じるため、前半からプレッシャーをかけ続けさせた」と横浜Cのリトバルスキー監督。FW4人という予想外の攻撃的な仕掛けに、受け身になった。「ボールの失い方が悪く、逆襲を受けているうちに、前へ上がれなくなった」と服部。完全にリズムを失った。

後半も、前線でボールがキープできず、苦戦を強いられた。「攻撃に移ったところでミスが出る。球際や一対一も制することができなかった」と小野監督。ミスの連鎖、決定力のなさ。リーグ戦と同じ課題を露呈した。

スタンドでは、広島サポーターのブーイングが続いた。「(敗戦のショックで)チームがバラバラになるのが怖い。気持ちを一つにして、残り3試合に臨まなければ」と下田。次節の磐田戦に向け、チームは重い宿題を抱え込んだ。(小西晶

初先発の前田、決定力不足を反省

プロ初先発の前田がフル出場。再三見せ場をつくったが、「ゴール前で勝負し、一対一でも抜け出せた。ただ、決められなかったので」と表情はさえなかった。

前半から、積極的に仕掛けた。23分にはゴール前に抜け出し、シュート。ゴール左を狙ったが、惜しくもGKに阻まれた。35分にも、ゴール前右からシュートを放ったが、ゴールポストにはじかれた。「体力面とシュートの精度を高めなければ」と課題を口にしていた。

【写真説明】【横浜C―広島】後半30分、ベットがゴール前からシュートを放つが、決まらず(撮影・室井靖司)


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