浦 和 1 0―0 0 広 島
12勝1分 1―0 3勝7分
け2敗 け5敗
(37) (16)
●…広島は退場で1人少ない浦和を攻め切れず、0―1の敗戦。今ステージは11位、年間順位12位に終わった。
前半4分、チアゴを倒したDFの退場で数的優位に立ったものの、広島はなかなか攻めの形に結び付けられなかった。後半6分にはクリアミスからピンチを招き、闘莉王に先制点を奪われた。
後半21分、服部が左からセンタリング。チアゴが頭で落とし、ゴール正面に詰めていた大木が決定的なシュートを放ったものの、GKの好セーブに阻まれた。(時永)
【写真説明】最終戦を白星で飾れず、うなだれる広島イレブン(撮影・室井靖司)
▽キックオフ 過信せず地道に力を
「終わりよければ、すべてよし」とはいうが、広島にとっては、この結果でよかったのでは、と思っている。85分間以上の数的優位も生かせず、2年前に、戦力外同然の扱いでJ2水戸に放出した闘莉王に引導を渡された。王者浦和が相手とはいえ、これほどの屈辱感はないだろう。
なぜ、これでよかったのか。それは、チーム内に根拠のない「過信」が存在するからである。「引き分けのほとんどは勝てた試合だった」「一対一の競り合いで勝負できるようになった」「三強の一角である磐田を倒し、次のステップへと向かえる」「上位と対等に戦える手応えを感じる」「来季こそ優勝争いする」
果たして、そうだろうか。10人の浦和にセカンドボールの拾い合いで負けた。球際、一対一でも負けた。バックパス、ミスの連発でチャンスをつぶし、浦和FWのスピード、突破力に苦しんだ。個々の成長があったことは否定しない。しかし、それを過信し、正当化してはいけないことを、この90分が教えてくれた。
アウエーで慌てない精神力、接戦を勝ちきる集中力、決定力…。補強に頼って「優勝争い」を目指すより、浮かび上がった課題に地道に取り組み、力をつけていこう。一歩ずつでしか、遠い夢には近づけない。(小西晶)
▽第2Sは11位、年間12位
■攻め単調 課題露呈
選手たちの「最終戦をいい形で締めくくろう」という思いは、結果には表れなかった。数的優位に立ちながら、攻め切れない今季の課題を露呈した。攻守に奮起した森崎和は「運動量が少なく、試合の進め方もへた。敗因は気持ち」と唇をかみ締めた。
開始早々、浦和・ネネが退場した。第2ステージだけで4度目の11対10の状況にも「逆に嫌な感じがした」と小野監督。運動量が落ち、チアゴへのロングボール、アーリークロスがはね返される場面が目立った。小村は「単調な攻めでは点は取れない」と、厳しい表情を浮かべた。
収穫がなかったわけではない。西河、吉弘の若きDFはリーグ一の攻撃陣に立ち向かった。吉弘はエメルソン相手に警告2枚で退場したが、小村は「よく集中して頑張っていた」と、温かいまなざしを向けた。
今ステージ王者の地元での0―1。勝てる雰囲気はなかったが、選手会長の下田は「この1点差は来季、届かないレベルではない」という。収穫と課題を胸に、イレブンは来季の躍進に向けて走りだす。(佐藤)
試勝分敗勝得失 得
合 け ち 失
数数数数点点点 差
1浦 和151212374015 25
2市 原15843282722 5
3G大阪15834273825 13
4鹿 島15735242317 6
5名古屋15735242521 4
6横浜M15654232117 4
7新 潟15726233133−2
8神 戸15636212930−1
9東京V15627202223−1
10F東京15465182122−1
11広 島15375162123−2
12C大阪15447162534−9
13磐 田15357142328−5
14清 水154110131726−9
15 柏 15276131527−12
16大 分15348131429−15
    
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