磐 田 1 0―0 0 広 島
14勝2分 1―0 8勝5分
け12敗 け15敗
(44) (29)
●…広島は0―1で磐田に敗れ、今季2度目の4連敗。順位は15位で変わらず。
後半38分、磐田に右から逆サイドに振られ、中央でフリーになっていたMF成岡にシュートを決められた。
広島は前半から多くの好機をつくったが、磐田のGK川口の好セーブなどで得点できなかった。前半36分にはMF駒野の右クロスにMFストヤノフが頭で合わせたシュートは枠の外。後半43分、MF柏木のシュートは川口に阻まれるなどゴールが遠かった。
▽ピンポイント 瀬戸際の戦いは続く
張りつめた緊迫感にほんのわずかな魔が差した。後半38分の失点は我慢比べに負けた瞬間でもある。地元2連戦で勝ち点0。「痛い敗戦。(J1)残留争いのまっただ中に放り込まれた」。ペトロビッチ監督の言葉は重い空気を背負っていた。試合終了後のスタンドが何よりも示している。拍手がまばらだった。
選手は「悪くないサッカーだった」と口をそろえた。終了間際の劇的な負け方だった甲府戦、走っても寄り切られた鹿島戦から進化は見えた。前日練習で突然、DFストヤノフが攻撃的MFに入って混乱しても、一晩のコミュニケーションで修正できた。それを結果につなげてほしかった。
広島の試合が終わった後、16位の甲府と17位の大宮が負けたため、差に変化はなかった。15位。残留圏と降格圏の瀬戸際の戦いは続く。2週間後には、大宮との直接対決が待つ。
苦しいのは、きっかけがつかめないことだ。「今は勝ち点がほしい」。GK下田のコメントに一言、交じっていた。12月に悔いを残さないために、これで勝てなかったなら、もっと激しく体を張るしかない。(広重久美子)
▽チャンスに空砲15発
打てども、打てども点が入らない。15本のシュートも実らず、2試合連続の無得点。チャンスを逃すたびに、スタンドからは「あー」「またかー」とため息が漏れた。
2日に再確認したサイド攻撃は不発に終わる。右MF駒野が受け手の動きを読んだクロスボールを出すが、前半36分のMFストヤノフ、38分のFWウェズレイともフリーの状態でゴールの枠すら外した。ともに「好機を生かせなかった」と申し訳なさそうだった。
磐田のGK川口も立ちはだかった。前半41分、FW佐藤がゴール前へ抜け出し、左足でトラップしてシュートするも枠外。「GKが迫っていた。ワンバウンドさせるべきか今でも判断が難しい」。最後の好機だった後半43分、MF柏木のシュートも難なく阻まれた。「左脇の下を狙ったが…」と肩を落とした。
1試合平均得点は1・36まで下がった。「点が取れなくなったら一番危険」と言っていたイレブンから「好機は増えている。続けていけば結果は出る」と前向きな言葉が続いた。トンネルには必ず出口があると、自らに言い聞かせているようだった。(佐藤正明)
【写真説明】前半31分、佐藤(左)のシュートが決まらず先制機を逃す(撮影・今田豊)
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