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5連敗 残留ピンチ '07/10/20


大  宮 1 0―0 0 広  島
6勝9分   1―0   8勝5分
け14敗          け16敗 
(27)          (29) 

 ●…広島は0―1で大宮に敗れ、今季2度目の5連敗となった。

 後半36分、大宮のFWデニスマルケスの突破からMF平野、MF小林大がシュート。最後は、こぼれ球をFW若林に右足でたたき込まれ、これが決勝点となった。

 広島は前半35分、FWウェズレイが頭で合わせて先制点かと思われたが、判定はオフサイド。後半15分にはMF森崎浩のミドルシュートがバーにはじかれた。終盤は運動量が落ちて好機をつくれず、3試合連続の無得点に終わった。

▽3戦連続ノーゴール

 絶対に負けてはいけない試合であることは誰もが分かっていた。だからこそ、そのダメージは大きい。9月22日の甲府戦に続き、下位チームへの痛い1敗。残留争いは人ごとではなくなってきた。

 点を奪わなければ、勝ち点3は手にできない。前半35分、FWウェズレイのヘッドが決まるが、判定はオフサイド。3分後、ゴール正面からのウェズレイの直接FKは相手GKにセーブされた。後半15分にはMF森崎浩がミドルを放つが、バーに跳ね返った。「オフサイドかどうかは分からない。後半は相手に攻められてチャンスをつくれなかった」とウェズレイは悔やんだ。

 5連敗で3試合連続の無得点。実に339分もゴールネットを揺らせていない。後がない大宮は最終ラインだけでなく、中盤も固めて広島の攻めをブロック。シュート数は大宮14に対して広島6。厳しい状況の中でも好機をつくり、確実にフィニッシュを決める。そんなサッカーを目指してきたはずだが、結果に結びつかない。

 11試合無得点が続くFW佐藤は「このチームを下に落としてはいけない。しっかり前を向きたい」と自らに言い聞かせる。残り5試合、軌道修正する時間はない。やってきた攻撃的姿勢を貫き、危機水域を抜け出したい。 (下手義樹)

▽服部フル出場 171でストップ 途中交代

 ○…連続フル出場記録を更新中の「鉄人」MF服部が、後半41分にMF桑田と交代。記録は171試合でストップした。服部は「記録はいつか終わることなので…」と淡々と振り返った。

 どこかを傷めたわけではない。前半はFW佐藤と絡んで左サイドで好機もつくっていた。「より攻撃的にいきたかった」というペトロビッチ監督の意図で交代となった。

 2003年のJ2での44試合を含むため非公認だが、02年の最終節から1試合も休まず、出場停止になることもなく、ピッチに立ち続けてきた。J1でもGK以外ではトップの126試合連続フル出場中だった。「記録より、チームが勝つことだけ。そのために準備していきたい」と金字塔が途切れたものの、未練はない様子だった。

▽ピンポイント 精彩欠く主力は外せ

 負けられない試合を落とした。試合終了後、がっくりと引き揚げる選手にサポーターの怒声が浴びせられる光景を見て正直、いたたまれない気持ちになった。同時に、この5連敗の後半の情景が頭に浮かんだ。運動量が落ちている。要は走れていないのではないかと…。

 後半、広島以上に勝ち点3が必要な大宮が果敢に攻めてきた。試合前、ペトロビッチ監督や選手たちが「相手が攻めてくれば、前線にスペースができる。こちらの好機」などと言っていた。ところがボールを奪っても仕掛けられない。逆に攻め込まれ、失点した。

 精神面の問題だけではない。状態の良くない主力を先発で使い続ける影響が出ているのではないか。実際、北京五輪予選から戻ったMF柏木について、監督は試合前日に「90分間は難しい」と話していたが、フル出場。プレーが精彩を欠いたのは言うまでもない。

 これで残留を争う大宮に勝ち点差を2まで縮められた。残り5試合。J1残留をかけた厳しい戦いを覚悟しなければならない。いくら練習しても結果が出ない。もう打つ手はないのか。そんなことはない。出場機会の少ないMF李漢宰らに目を向けてみれば…。今は能力の高いお疲れの選手よりも、試合出場を渇望する闘志あふれる選手の方が、流れを変えてくれそうな気がする。(佐藤正明)

【写真説明】【大宮―広島】大宮に0―1で敗れサポーターの怒声が飛ぶ中、がっくりと引き揚げる広島イレブン(撮影・荒木肇)




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