Jリーグ2部(J2)広島は9日午後、トルコ・アンタルヤ郊外でディナモ・ザグレブ(クロアチア1部)と練習試合をし、1―4で敗れた。
広島は前半、押し気味に試合を進めた。38分にはMF李漢宰の縦パスにFW佐藤寿人が相手DFの裏へ抜け出し、先制点を挙げた。直後の39分、相手左サイドのスローインからつながれ、ミドルシュートで追い付かれた。
後半12分にFKが壁に当たって入り、勝ち越しを許した。34分、44分にも失点。両サイドを使って反撃し、好機をつくったがゴールできなかった。(アンタルヤ<トルコ>広重久美子、写真も)
「勝ちきる強さ」必要
先制した1分後に点を失った。相手がクロアチアリーグ1位で格上だったとしても、握った主導権を渡してしまった。1―4の逆転負け。「どんな形であれ、勝たなければいけない」と誰もが肝に銘じるシーズン。開幕まであと1カ月。準備段階の序盤に、取り組む課題が見えた。
「前半は良かった。3、4点取ってもおかしくなかった」とペトロビッチ監督は振り返った。右MF李漢宰のクロスボールに攻撃的MFの桑田慎一朗、FW佐藤寿人の左クロスにFW平繁龍一が飛び込むなど、好機は相手を上回った。38分に佐藤寿が先制。リードして前半を終えたい展開で、直後にゴールを決められた。
キャンプインから1週間。疲労もピークで、けが人も相次ぐ。トルコでは右ストッパーにJ2愛媛への期限付き移籍から復帰したばかりのDF森脇良太、右MFに李漢宰が入る。DFストヤノフは「準備を始めてから、まだ3試合」と連係を高めている最中でもある。
今季はJ2で、1年でのJ1復帰を目指す。7日のオシエク(クロアチア1部)との試合後、佐藤寿は「J2では引いて守られた状況で、点を取らなければならない場面も増える。それを想定して戦う」と言った。
トルコの残る1週間で3試合程度、練習試合を組む。帰国後の宮崎キャンプでも実戦を積む。我慢を続け、勝ちきる強さを身に付ける。
▽2試合連続弾 佐藤寿
FW佐藤寿人が2試合続けてゴール。前半38分、MF李漢宰の縦パスにスピードを生かして相手DF裏へ抜け出し、先制点。両こぶしを握り、「よっしゃー」と叫びながら喜んだ。
相手はクロアチアリーグ1位の主力。対戦が決まってから「勝ちたい。欧州のクラブを相手に自分が通用するのか、興味があった」と、この一戦を心待ちにしていた。
練習試合3試合で2得点。ともに右MFの李漢宰のパスから決め、連係を高めつつある。しかし、チームは好機をつくりながら、なかなか点に結びつけることができない。「最後の部分の精度を高めなければ」と反省点を挙げた。
【写真説明】【広島―ディナモ・ザグレブ】前半38分、広島の佐藤寿(11)がDFの裏へ抜け出し、先制ゴールを決める
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