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| サンフレ 19日からJ2後半戦 |
| 歓喜の時 ともに祝おう |
サッカーJ2サンフレッチェ広島の後半戦が19日から始まる。「1年でのJ1復帰」を合言葉に戦った前半戦22試合。一時の首位独走の勢いには陰りが見えるが、サポーターの熱気は上がる一方だ。春の「元気づくりネット」登録者、サッカー専門家に続き、スタジアムのサポーターに、応援の在り方も含めて「私の再生計画」を聞いた。誰もが優勝を信じて疑わない。歓喜の時をともに祝う仲間を待っている。
「声」12番目の選手 三戸寛光さん(28)=広島市南区
サポーターにはチームを後押しする力がある。僕たちの声が選手を動かし、チームを勝利に導くと信じている。
この三月までいた東京で、自宅からスタジアムが近いFC東京の応援の輪に加わった時。前半にシュートを一本も打たない歯がゆい試合で、スタンドは「シュート打て」と連呼した。後半開始直後、選手はいきなりシュートを打ってくれた。サポーターが十二番目の選手と言われるゆえんを感じた。僕たちも試合づくりに参加しているのだ。
 みと・ひろみつ(右)・まさき(左) 広島市中区でサッカー応援グッズの店を兄弟で経営 |
FC東京サポーターは、移籍しかけた外国人選手の心を応援で動かして、結果的に残留させたことがある。降格で、久保竜彦、藤本主税両選手を失った僕たちはまだまだかもしれない。
でも、昨季のJ1残留争いから、スタジアムの雰囲気は抜群によくなってきた。僕たちのように九十分間立ち続け、声を出すグループの周囲に、毎試合新しい顔を見つける。そんな人を「一緒にやろうよ」と誘っている。スタジアムにはテレビ観戦とは違う、勝たせるために応援できる楽しさがある。その面白さを体験してほしい。
もっと応援が必要 三戸雅貴さん(26)=広島市南区
選手とともに、サポーターも一回り成長してJ1に帰りたい。ほかのJ1チームから「一皮むけたな」と言われたい。
二巡目あたりから、スタジアム全体の変化を感じている。サポーターのサッカーを見る目が肥えてきた。話題の選手がシュートを打ったり、納得できない判定が出た時、熱心なサポーターの集まるゴール裏だけでなく、バックスタンドもどっとわくようになった。
昇格をかけた試合では、全員が立って応援する浦和レッズのような雰囲気で、スタジアムを包みたいと思う。
首位で折り返したが、まだ半分残っている。過密日程を戦う選手には、サポーターの応援がもっといる。男前の選手の追っかけでもいい。ビール片手にやじを飛ばしてもいい。ライブ感覚で飛んだり跳ねたりもいい。J2離れしたサンフレの上質なサッカーに見入るのもいい。とにかくスタジアムに来て、一緒にプレーを見守ってほしい。
サッカーには、勝ち上がれば世界の強豪と対戦できる魅力がある。近所の森崎兄弟が世界を相手に戦う日を夢見て、ともに戦いませんか。
気を緩めず勝ち進め 中野和也さん(41)=広島県府中町
 なかの・かずや(右) 「紫熊倶楽部」を月1回発行。パソコンのメーリングリストで週5日の情報発信も続ける。左は森崎和幸選手 |
昇格ラインは勝ち点90。前半戦で積み上げた勝ち点48は悪くないが、過程に問題がある。勝ち点31だった一巡目と比べ、二巡目は半減した。サポーターも選手も、J1復帰に不安がないと言えばうそになる。
J2では、昇格の可能性の低いチームは、ホームでの強豪たたきを精神的な支えとしている。負ければサポーターが離れ、クラブの存続も危うくなる。J1中位のような目標を失った戦い方をするチームはまずない。そこが恐ろしい。
しかし、J2にサンフレが勝てないチームはない。ボールの支配率は完全に相手を上回っている。3試合目以降、2点以上奪われていない。相手に研究されたとの見方があるが、サンフレだって相手を研究している。不安視されるスタミナも、シーズン中も続ける走り込みでむしろ夏場に有利になる。
今年のサンフレには、なかなか味わえない奥深いドラマがある。一度落ちて、はい上がる物語。確実に成長する若い選手たち。一九九四年前期優勝も含め、これまでのサンフレは前史で、これからが本当の歴史になるのだろう。その道のりを共有できるほどの幸せはほかにない。
 やまなか・えみこ 初観戦以来、ホームゲーム全試合とさいたま市と横浜市でのアウエーゲームにも足を運んだ。会社員 |
観戦にぜひ行って 山中恵美子さん(21)=広島市中区
たまたまテレビで見たサンフレの新入団会見で、高木和正選手が「背が低いけど、ドリブルで頑張る」とコメントしていた。私も一四二センチだから気になって…。そこから、人生が変わった。
今年三月の山形戦が生まれて初めてのスポーツ観戦。広島スタジアム(広島市西区)で、選手が近いのに驚いた。ヘディングなどのプレーもとてもきれい。ルールがよく分からなくても大丈夫。ゴールが決まると気持ちいい。好きな高橋泰選手や高木選手が良い動きをしたら、それだけでうれしくなる。
サンフレに少しでも関心があれば、行ってほしい。スタジアムの居心地はすごく良い。心の底からサンフレが好きなサポーターと一緒にいるとつい、声を出してしまう。絶対にJ1に上がってほしい。大勢の人と昇格を喜びたい。
昇格目撃ツアー出す 佐久間潔さん(46)=群馬県高崎市
 さくま・きよし(右) 旅行会社勤務。Jリーグ発足時から関東でサンフレを応援。サポーターの要望を受けてバスツアーを企画(東京都新宿区) |
応援バスツアーを二度企画した。東京発甲府行きのツアーには、初回の一・五倍の約四十人が参加した。応援の輪がどんどん大きくなっている。
関東のサポーターは、J1残留争いから、まとまって応援し始めた。広島での試合は、スポーツカフェでテレビに向かって一緒に声援を送っている。集まる時は、電車の中でもみんな紫のユニホーム姿。チームを誇りに思う気持ちは、地元サポーターにも負けない。
仲間には、広島とゆかりのない人も多い。無名高校から選手を見いだしたり、反則が少ないなど、強いだけでないところが魅力になっているのだろう。
「昇格目撃バスツアー」を絶対出したい。場所はどこでもいいけど、やはり本丸の広島でその瞬間に立ち会いたい。地元の人たちと入り乱れての祝勝会が待ち遠しい。
   
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