きのうは立秋。言葉の響きは涼しいが、炎暑である。広島市で三六・三度など中国地方各地でこの夏最高を記録した。蒸し暑くて眠れない夜が続く。「熱帯夜こむら返りに目の覚めて 田所節子」▲クーラーの冷風が嫌で、夜中に消したり、つけたり。朝起きた時、疲れが取れたというよりは、むしろぐったりした感じである。寝不足が重なって夏バテ気味の方も多いのではないか▲NHKの国民生活調査によれば、日本人の平均睡眠時間は七時間二十三分(二〇〇〇年)。四十年前よりおよそ一時間短くなっている。小中高生もほぼ似たような傾向。寝る時刻が一時間遅くなる宵っ張りが増えた。総じて大人も子どもも睡眠不足を感じているようだ▲最近の特徴は、インターネットや携帯電話が睡眠不足の後押しをしていることである。福岡県の久留米大グループが昨年、高校生を対象に調べた結果が西日本新聞に載っていた。高校生が帰宅後、携帯電話に向き合う時間は一日平均七十分。メールが睡眠時間を奪っている、という▲調査を基に作成したのが「高校生のための快眠11カ条」。早起きして朝日を浴びよう▽授業の眠気防止には、昼休み十五分の仮眠、軽いストレッチ▽テレビは二時間、メールは一時間以内に▽休日の寝だめは逆効果…などなど▲高校生でなくても、快眠の参考になる。現代のライフスタイルに、ネットや携帯電話は欠かせない。それでも、睡眠のためにほどほどに。
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