事業化白紙 カープ松田オーナーに聞く
新球場の夢 捨てない
広島市の東広島駅貨物ヤード跡地に計画されていた複合型オープン球場の建設事業化が白紙になった問題で、広島東洋カープの松田元オーナー(52)は一日、「大変残念」としながらも、「新球場への夢と思いは、いささかも変わることはない」とした。今後の新球場の方向性などについて松田オーナーに聞いた。 (木村雅俊)
申し訳なく残念

「今後とも(新球場建設の)可能性は追求していきたい」と話す松田オーナー
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―中核の「サイモン」グループが撤退に至った経緯は。
(サイモンの)阿倍野区(大阪市)再開発への参画が難しくなったのが最大の原因。スケールメリットのある大阪と同時に広島で(事業が)成立するはずだった。精いっぱい努力はしてきたが、広島単体では難しく、大都市あっての広島だった。(撤退は)大変残念だ。
―野球場と商業機能の複合案は地方都市では無理だったのでは。
そうは思わない。サイモンは米国内に二百五十ぐらいのショッピングモールを持っており、小さな街にもある。面白い案だと思っていたが、今回は駄目だった。
―広島市民球場は老朽化が進んでいます。
狭くて、野球を見るだけの球場になり、お年寄りや身障者が楽しめる環境ではなくなっている。そのために、新しい街づくりにも役立つ新球場を造ろうとした。
―今後、新球場の方向性はどうしますか。
カープとしては断念したつもりはなく、個人的にも夢も可能性も捨てていない。地方による地方らしい、日本にない球場を造りたい。
―新球場の計画段階から選手やファンは心待ちにしていました。
選手たち、特にベテランの野村や緒方らは新球場に立たせてやりたい。(事業に)期待をいただいた多くのファンには申し訳なく思っている。
(03.12.2)
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