企業体代表代行の会見(要旨)
日米企業体「チーム・エンティアム」の住沢太代表代行は、事業化断念を市に伝えた後、会見した。要旨は次の通り。
―米商業デベロッパー「サイモン・プロパティ・グループ」の進出断念の理由は。
日本進出のメーンターゲットは東京、大阪。今年五月、サイモンが進めた大阪市阿倍野区の再開発事業が頓挫した影響が大きい。広島を含めた地方都市への進出や、来年度着手という期限を切った計画には「ノー」と言わざるを得ない、とのことだった。広島市と事業化に合意した直後の昨年末、米側とのパイプ役だった植田邦彦代表が急死したのも要因だった。
―球場だけの先行整備や、サイモン以外の投資先を探すなど、他の選択肢はないのですか。
公共用地を活用するため、民間が開発するというのが現行計画。「民」だけなら実現性の高い方向を選択すればいいが、原案と開発手法が違ってくれば、行政にとって論理が成り立たないのは当然だろう。一度リセットし、ステージを変えて公正に議論を積み重ねる必要がある。
―サイモンの進出に対し、見通しが甘かったのでは。
四百億円弱の事業であり、今の日本企業だけでは対応できない。計画がスタートした時点ではサイモン以外になかった。甘かったとは思わない。
―エンティアムは今後も存続させますか。
分からない。存続できるとすれば、なお新たな試みをしたい。条件が折り合えばだが、プロ野球が開催できる日本一美しい球場をつくりたいという夢は持ち続けている。
(03.12.2)
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