中国新聞

炭火串焼き  ちきらっちょ

Photo料理   地図
新鮮な地鶏を使った自慢の一品「ももの炙り刺し」(手前)。串メニューは約30種類を用意する   広島市中区銀山町
11の12
アップトーンビル1階


■肉汁たっぷり 厳選地鶏

 炭火にあぶられ、鶏肉からしたたる脂。串(くし)を返すたびに、ぽたりと落ち、ジュッという音とともに白い煙と芳しい香りが立ち上る。無駄のない指先の動きに見とれているうちに、次々と焼き上がった。

 「火を通しすぎると肉の持ち味を損なうから」と、大将の岡村浩之さん(39)。備長炭の強火で手早く焼くのが特徴だ。香りに食欲を誘われてかみしめると、想像以上の柔らかさ。内側はみずみずしい薄桃色で肉汁がたっぷり。表面のカリッとした食感との対比も心地よい。

 持論は「生の肉が一番うまい」。それだけに新鮮な食材にこだわり、毎日、宮崎県と鹿児島県から地鶏を取り寄せる。仕入れ先は、現地を訪れて決めたという。「大地を駆け回って育った地鶏は身が引き締まって、臭みがない」と胸を張る。

 一押しは「ももの炙(あぶ)り刺し」(八百円)。薬味の「ゆずこしょうおろし」を添える。風味のある辛さが肉のうま味を際立たせる。

 炭火焼きにぴったりの日本酒も用意する。醸造所に特別に作らせた純米吟醸「ちきら」。ワインのような風味だが古酒に似たまろやかさもある。口に残った脂がスッと流れ、次の串の焼き上がりが心待ちになる。まさに厳選。納得の味だ。(岡本圭紀)

 


  【メモ】
 営業時間は午後6時―午前0時。ラストオーダー午後11時。
 日曜日定休、月曜日が祝日の場合は日曜日を営業。
 テーブルとカウンター計35席。
 広島電鉄銀山町電停から徒歩約5分。

電話 082(249)8371


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