中国新聞

すし  之里

Photo料理   地図
旬の魚介類を使った「おまかせにぎり」の一例(手前)。すべてのネタに仕事がなされ、しょうゆをつけずに食べられる   広島市中区胡町
2の12 広栄ビル1階


■一手間加え 地物にうまみ

 生の魚を単に握るのではなく、ネタや仕上げに一手間加え、しょうゆをつけずに口に運べるにぎりずしが自慢。トラハゼは昆布締め、小鯛は酢締め。ヒラメやキスは握った後、塩や煮切りで味付ける。ほかにもマグロのヅケ、煮イカ、煮ハマグリ…。テンポよく握る手つきを眺めながら、次はどんな「仕事」が味わえるかと胸が躍る。

 「地物の旬の魚介類が持つ奥深いうまみを、一層引き出す工夫を心掛けています」と店主の山本則幸さん(42)。一人前九カンの「セットにぎり」(二千九百五十円)もあるが、季節の仕事ネタを一カンずつ「お好み」や「おまかせ」で頼む客が多いという。

 趣向を変えたにぎりでは、菜の花やカイワレの昆布締め、赤カブ漬けなどの野菜ずし。「魚のすしの合間や最後に、口をさっぱりさせてほしい」と願う。酒のつまみも、「タケノコとワラビの炊き合わせ」など、野菜を使った一品を必ずメニューに掲げる。

 歓楽街にありながら、第一、三日曜と祝日は店を開ける。「お父さんが休日に家族を連れてきて、ちょっと格好いいところを見せる。そんな気軽な店であり続けたい」(久保木要)


  【メモ】
 営業時間は午後6時―午前0時。第2、4、5日曜定休。
 テーブルとカウンター計11席。
 広島電鉄銀山町電停から徒歩3分。

電話 082(247)4739


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