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 インターネットを活用した平和教育の輪が広がっている。学校か ら国内外への情報発信だけでなく、児童同士の交流や修学旅行の事 前学習など、インターネットの特性を生かした、新しい試みが目立 っている。

 中国新聞社が、全国の小中高校六千八十校のホームページを検索 調査したところ、原爆や平和教育の記載ページのある学校は二百四 十五校に上った。平和学習実践や広島・長崎修学旅行の感想文など を掲載するケースが多く、電子メールで他校や海外と積極的に交流 する学校も十七校あった。

折りづる作製を呼び掛ける広島市長束小の「全国子ども千羽鶴作戦」のホームページ

 「原爆の子の像」にささげる折りづるの作成を国内外に呼び掛け ているのが広島市安佐南区の長束小。四年目の今年も八月二日の奉 納に向け「全国子ども千羽鶴(づる)大作戦」を先月から始めた。 田原潤教諭(39)は「参加校・団体は当初の五十から昨年百五十を超 えた。児童の発案で生まれた運動の輪は着実に広がっている」と話 す。

 広島県賀茂郡黒瀬町の乃美尾小は、同校の平和ホームページを通 じて始まった山形県の小学校との平和交流を詳しく掲載。両校の児 童の感想など、インターネットで深めた子どもの平和への思いを紹 介している。乃美尾小では今年も静岡県内の小学校との平和交流を 始めた。

 鳥取県東伯郡東伯町の浦安小六年生は、被爆者の声や戦争体験談 を募集中。今春の広島修学旅行で語り部の話を聞いた児童の感想文 も載せた。「被爆者との交流を通して平和学習を深めたい」と山下 和彦教諭(31)。

 広島を修学旅行で訪れる小中学校の中には、インターネットで事 前学習をするケースも。大阪府の布忍(ぬのせ)小は昨年から事前 学習を始め、今年も六月に広島を訪れた。子どもたちが学んだヒロ シマはホームページに掲載され、近く世界に発信される。

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 インターネットでヒロシマを調べ、外国の子どもたちとメールで 平和交流−。パソコンやインターネットの導入が加速する学校現場 で、平和教育の新たなネットワークづくりが進んでいる。教室や研 究室で取り組まれている実践例を見た。