中国新聞

Photo ■街道飾る優雅な格子

 格子造りの町家と小路は京都の魅力の一つ。安佐北区可部地域の旧雲石街道周辺にも格子のある家や小路が多い。
 広島県史によると、近世の可部町には旧街道とそこからわきに入る九つの小路があった。小路には味噌(みそ)小路、出羽小路など名前が付いていた。
 この道は辻村小路。当時、辻村家は造り酒屋で有力商人だったようだ。今では、辻村の名前を知る人はいなかった。


「可部・京都の面影」ロゴ
小 路

 近くの柿本訓三さん(85)は「道には御影石が敷いてありました」と子どものころを話す。三〇センチも雪が積もった。「坂を板に乗って滑ったものです」と柿本さん。
 小路正面には格子造りのしょうゆ醸造場が立つ。昭和初期の建築。「向かいの家も格子造りでしたよ」。三代目店主の増井一尚さん(65)は変わる町並みを眺めた


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