可部―三段峡 来年11月限り JR西日本は二十九日、国土交通省に、可部線の可部(広島市安佐北区)―三段峡(広島県戸河内町)間の鉄道事業廃止届を提出し、来年十一月末の廃止が決まった。一昨年三月の鉄道事業法改正で、廃止に地元自治体の同意が必要なくなってから、届が出されるのは初めて。 同社広島支社の近藤隆士支社長が中国運輸局を訪れ、国土交通相あての廃止届を、冨士原康一局長に手渡した。近藤支社長は会見で「二回の試験増便で、輸送密度が目標を大幅に下回り、可部線が支持されていないと判断した」と説明。「沿線人口の減少や、モータリゼーションが進み、もはや鉄道の特性は発揮できない」と強調した。 一九九八年九月、同社が廃止の意向を示してから約四年。沿線住民が存続運動を展開するなか、試験増便などの結果に基づき、正式廃止が決まった。可部線対策協議会の会長を務める秋葉忠利広島市長は「可部線建設の歴史や、存続に向けた沿線地域の熱い思いを振り返ると、まことに残念」とコメントを発表した。 (2002.11.30)
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