中国新聞

可部線 別れ心ゆくまで
― 30日、沿線各地で催し ―


 ■津浪 ライブや散策
 ■三段峡 地元神楽披露

 JR可部線可部(広島市安佐北区)―三段峡(戸河内町)間の運行最終日となる三十日、お別れイベントが沿線各地で開かれる。

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TSUNAMI隊がイベントを開く津浪駅

 JRは可部―三段峡間で臨時列車を一往復運行する。午前十一時五十六分、沿線五市町村が選んだ住民約二百七十人を乗せて可部駅を出発。三段峡に到着後、ホームに沿線の首長らが集まり、運転士や車掌に花束を贈る式典がある。

 加計町の津浪駅周辺では、津浪地区と交流する広島市などの若者グループ、通称「TSUNAMI隊」がイベントを催す。午前十時十八分着の列車で集合し地区を散策。正午からライブなども。午後三時半から、駅ホームでサザンオールスターズのヒット曲「TSUNAMI」を参加者で合唱し、列車を見送る。隊は「地区との交流を生んだ可部線に感謝するイベント。多くの人に来てほしい」と呼び掛けている。

 三段峡駅前では、戸河内町の三神楽団が午前十一時から、列車三本の到着に合わせて一演目ずつ披露。加計町の安野神楽団は午後一時から、安野駅近くの船来集会所で上演する。

 安佐北区の安芸飯室駅や加計町の殿賀駅、筒賀村の田之尻駅では、地元住民がJR職員に花束を贈呈したり、最終列車を見送り、別れを惜しむ。

 沿線の「可部線の再生と存続を考える会」などの住民団体は午後二時半から、中区の市まちづくり市民交流プラザで「太田川流域鉄道再生基金発表会」を開き、市民らにトロッコ列車運行へ寄付を呼び掛ける。

(2003.11.27)


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