中国新聞社

●特集 介護保険制度 開始から1年半
 介護保険料の負担を軽くする国の経過措置が終わり、10月から65歳以上の人は本来の保険料を支払う「全額徴収」がスタートす る。保険料滞納者には介護サービスの提供を制限する「罰則」も始 まる。介護保険制度導入から1年半。制度と現実のはざまで揺れる現場で、減 免制度・罰則の問題点と介護保険をめぐる課題を点検した。
(串信考、伊藤敬子、永井友浩)
(2001年10月1日)

 介護保険がスタートして、三月末でちょうど一年がたつ。社会全体で高齢者を介護する新しい仕組みは、どこまで根付いただろうか。中国地方の介護の現場を訪ね、定着に向けた課題を探った。
(山内雅弥、石丸賢、吉村時彦、木ノ元陽子、荒木敦子)
<5>試練の民間参入/「競争時代」厳しい経営 (2001年4月 2日)
<4>サービスの質/苦情ゼロの陰に不満 (2001年4月 1日)
<3>伸びない利用/1割自己負担ネック (2001年3月31日)
<2>ケアマネジャーの苦悩/まだ遠い利用者本位 (2001年3月29日)
<1>揺らぐ認定/自尊心から「繕い」も (2001年3月28日)

 介護保険制度が始まって半年。六十五歳以上の保険料が、今月から徴収される。新たな負担に戸惑うお年寄り。一方、在宅介護を担うケアマネジャーやヘルパーは、相次ぐトラブルの調整に息切れする。施設の情報は少なく、「利用者本意」をうたう制度の理念に失望する声も多い。「見切り発車」と評される制度の現状と課題を追った。
  上.二重の負担 (2000.10.3)

中.最前線の苦悩 (2000.10.4)

下.チェック機能 (2000.10.5)

 介護保険について身の回りで起きた出来事や疑問点などをお寄せください。
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 介護が必要な高齢者が増え続ける中、介護保険制度が始まって三カ月が過ぎた。 だれもが迎える老後。お年寄りにとっては、一番の頼りは家族だ。日々が幸せか、それとも孤独か。 笑っているか、泣いているか。お年寄りの表情は家族とのかかわりを映し出しているのではないか。 介護を通して、あらためて家族のかたちを問う。
  5.夫婦の時間 (2000.7.13)
4.父の居場所 (2000.7.12)
3.親への償い (2000.7.11)
2.母のもとへ (2000.7.8)
1.虐待のあとで (2000.7.7)


●営利法人参入 過疎地で低調 (4.23)
●被爆者負担 自治体で格差 (4.22)
●高齢県島根 進む圏域運営 (4.18)
●サービス水準 どう維持―広島県御調町 (4.14)
●中山間地で農協参入 (4.13)
●笠岡諸島自前の基盤づくり模索 (4.11)
●NPO法人参入相次ぐ (4. 8)
●福山市議選 深まらぬ介護保険論議 (4. 7)
●矛盾抱え 手探りの船出―山口県東和町 (4. 2)
●新制度に不安―基町のお年寄り20人に聞く (4. 1)


●短期入所 行き場に困惑 (3.31)
●ケアプラン間に合わず (3.30)
●「経営」重視 転機の社協 (3.28)
●福山で事業者集い「見本市」 (3.27)
●療養型病床群 不足の恐れ (3.25)


 お年寄りや家族にとって切実な介護を、社会全体で支えようとす る介護保険が来年四月スタートする。介護報酬や保険料など制度の 根幹が今も揺れ動き、詳しい中身が決まらないまま準備に追われる 現場、期待と戸惑いが交錯する介護者や高齢者たち。中でも利用者 の負担やサービスの確保、施設の収支など費用にまつわる不安は募 る。すぐそこまで来た介護保険の現状を中国地方にみる。(部谷 修)

●スタートまで4日 どう迎えますか 2000年3月28日
●「措置」から「契約」へ 2000年3月8日
●痴ほうのお年寄りにやすらぎ 2000年2月13日
●痴ほう高齢者の権利守ろう 2000年2月1日
●自分の「城」で気ままに安心に 2000年1月20日
●地域の支えが心強い 99年12月14日
●第3の受け入れ施設
   「療養型病床群」
99年11月24日
●訪問看護はどう変わる 99年11月9日
●実施から4年 ドイツは今 99年10月14日
●準備態勢 99年9月24日
●家族ヘルパー給付 99年9月17日
●選ばれる施設 99年8月31日
●ホームヘルパー 99年8月12日
●費用の不安 99年7月27日


生みの苦しみ  広島県内の大半の市町村で、介護保険制度の要介護認定が始まって二カ月。サービスを受けられるかどうかの審査や、結果の通知が本格化している。だが市町村は、認定調査や審査が予想外に難しい事態に直面。保険料徴収の先送りなど国の方針変更が、戸惑いに拍車を掛ける。来年四月のスタートが迫る介護保険の認定の現場は、今も試行錯誤が続く。
(中国新聞「広島総合」面に掲載)

<5>住民の理解/方針変更 再説明求める声(12月9日)
<4>「自立」の周辺/高齢者の不安 対応に苦慮(12月8日)
<3>審査の公平性/委員の判断「微妙に違う」(12月7日)
<2>指示待ち/動く国の方針 市町村困惑(12月3日)
<1>難しい調査/実像の把握 予想外に時間(12月2日)

タイトル  介護保険制度のサービスが受けられるかどうかを判定する要介護認定の申請受け付けが、ひと足早く開始している呉市に続いて、十 月一日、他の市町村でも始まる。介護や支援を要する高齢者は、県の推計で約七万二千人。制度を運営する市町村はホームヘルパー確 保など準備を急ぐが、福祉の仕組みを一変させるだけに、制度のスタートが半年後に迫った今も試行錯誤が続いている。

〜5〜普及啓発/円滑な実施へ試行錯誤く(9月24日)
〜4〜先進地/現状サービス どう維持(9月23日)
〜3〜民間参入/「採算は…」様子見続く(9月22日)
〜2〜人材確保/足りぬ専門員 悩む現場(9月18日)
〜1〜広域連合/思わぬ難題 電算一元化(9月17日)


介護保険スタートまで半年

 進む高齢化。家族によるお年寄りの介護は負担を増すばかりだ。 来春から始まる介護保険はその負担を和らげ、家族のきずなを強め てくれるのだろうか。十月から始まる要介護認定を前に、在宅介護 の「今」を探った。(谷本和久)
(上) 父母を背負って (99.9.14)
(中) 初期痴ほうの母 (99.9.15)
(下) 嫁の頑張り (99.9.16)


変わる施設  来春から実施される介護保険は、これまで「終(つい)のすみ か」とされてきた特別養護老人ホームをはじめとする各施設に、大 きな転換を求めている。施設介護から在宅重視への国のシフトに加 え、措置から保険方式への移行は、福祉・保健・医療の介護の分野 に経営感覚を突き付けている。実施まで、あと八カ月。中国地方で 施設などの実情を見た。

(5)ケアのデパート/複合化で利便性向上(7月28日)
(4)ビジネスチャンス/異業種から参入次々(7月27日)
(3)新しい病院/生活見守る「療養型」(7月26日)
(2)家庭復帰支援/在宅重視で増す役割(7月25日)
(1)入所者リストラ/退所迫る要介護認定(7月24日)


介護保険  高齢化社会に対応する介護保険のスタートが来年四月に迫った。 担い手は、住民に最も身近な市町村である。措置を中心としたこれ までの福祉行政から社会保険方式へ―。制度の大転換で、自治体の 力量が厳しく問われている。中国地方の現状を報告する。

介護保険 認定シミュレーション


(5)頼みの綱/多様なパートナー模索(6月26日)
(4)寄らば大樹/公平審査へ広域連携(6月25日)
(3)土台づくり/サービス提供 住民が主役(6月24日)
(2)異なる入り口/模擬判定のズレに戸惑い(6月23日)
(1)揺らぐ船/既存サービス後退の恐れ(6月22日)

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