中国新聞


素早い連携で子ども守れ!
携帯メールで保護者連絡網
広島の牛田小


 不審者情報など一斉送信 中筋小も試行

 一斉下校など緊急時の対応を素早く親に伝えて子どもたちを守ろうと、広島市東区の牛田小(藤浦忠司校長、千三十人)が携帯電話の電子メールを活用した緊急連絡網「牛田小学校安心ネット」を設け、「不審者情報」を保護者に伝えている。見習う学校も現れるなど、注目を集めている。 「牛田小学校安心ネット」

 配信を希望する保護者のメールアドレスを学校側が登録し、かいわいで起きた凶悪事件や不審者の情報を、PTAとの協議の上で一斉に送信。個人情報のアドレス管理は、校長が担っている。「子どもを守るため、学校との連携を素早く、密にしたい」と、PTA側がメールの活用を強く要望。昨年七月から導入した。

 登録数は現在、約六百件で、両親とも加入するケースもあるという。送信は、これまで五回ほど。今年三月、学校近くで強盗事件が起きた際は、児童を一斉下校させる対応を知らせ、保護者に通学路などでの出迎えを促した。

 従来の電話連絡網では、共働きや買い物で不在の家庭も多く、連絡が行き渡りにくかった。藤浦校長は「緊急時の対応は、速報性が大事」と強調する。メールは任意登録のため、当面は緊急電話網と併用するという。

 安佐南区の中筋小(永岡敏彦校長、千百八十三人)も、牛田小に倣い、緊急メール網を四月から試行している。市教委は「メールの普及で、今後も増えるのではないか」とみている。

(2004.5.18)


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