中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

人材育みアジアでも福祉事業

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理事長 永見 憲吾 (ながみ けんご)

―IGL医療福祉専門学校で多くの留学生を受け入れています。

2006年10月、ベトナムから5人の留学生を迎え入れたのが最初です。今では中国とベトナムを合わせて200人余りの学生が在籍し、主として日本語学科、国際教養コミュニケーション学科で日本語を学んでいます。介護福祉学科で日本の介護を学んでいる学生もいます。17年9月から外国人が介護福祉士の国家資格を取得すれば、日本の介護現場で働けるようになりました。11月には外国人の技能実習制度に介護職種が追加され、今後、福祉・介護分野での外国人のニーズが高まると予想されます。2、3年をめどに、グループ内に国際介護学校をつくり、介護学科を設置したいと考えています。

―海外での事業展開は。

ベトナムでは、ホーチミン市の日本語学校を今年春にはハノイ市に移転開校予定です。同時に医療福祉専門学校のノウハウを生かし、ベトナムで介護分野の人材を育てるためのカリキュラム作成にも貢献したいと考えています。少子高齢化が進む中国では今後、老人ホームなどのニーズが高まると予想されています。今年8月には旅順で、リハビリやデイケアが可能な老人ホームの運営を、現地の人と合作で始める予定です。

―「介護予防・日常生活支援総合事業」にも積極的です。

介護保険法の一部改正によって、17年4月から全国の事業所で総合事業というサービスが始まりました。当グループもドイツの温熱療法をベースにしたスパリゾート・健康増進運動施設「クアリウムシャレー」(広島市安佐南区)の中にデイサービスをオープン。安佐北区には、運動機能の維持向上をサポートする「IGL SWAN」を新規オープンしました。マシンやボール、棒体操だけでなく、自宅でも継続できるストレッチの指導も行っています。

―今年は創立50年目となります。

1969年、安佐南区に幼児園を開園して以来、50年目となります。幼児期から土にかえるまで、人間の一生を温かく見守るという理念を堅持しています。7月28日には記念式典も予定しています。創立50年目という節目を契機とし、さらなる地域貢献に努め、アジアにも目を向けながら、今後とも幅広いサービスを展開していきたいと願っています。

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介護老人保健施設ベルローゼ
概要
団体名IGLグループ
所在地〒731-0154
広島市安佐南区上安6丁目31-1
Tel 082(830)3355
設立1969年4月
事業内容高齢者福祉:介護老人保健施設ベルローゼほか40事業
保育教育:幼保連携型認定こども園4園、
     保育所型認定こども園4園
専門学校:IGL医療福祉専門学校
医療・健康関連事業:クリニックアルペンローゼほか7事業
従業員数1300人(2017年11月現在)
ホームページhttp://www.igl.or.jp