中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

地域から愛される店舗目指す

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代表取締役社長 山西 泰明 (やまにし やすあき)

―昨年4月にオープンした大型商業施設「LECT(レクト)」(広島市西区)が好評です。

単なる「モノ」の購入だけでなく、「知・食・住」がコンセプトの「コト消費」を重視した業態の商業施設を目指しました。特に「食」には力を入れ、千席の巨大なフードコートなどを備えています。近隣で展開する「ゆめタウン」と競合し、売り上げの奪い合いを防ぐ狙いもあります。開店後は、中高年男性の一人客が多いなど「ゆめタウン」とは違う顧客層の獲得に効果を上げています。地域のお客さまのライフスタイル構築に寄与するとともに、多彩な「コト」の体験がさらなる物販の売り上げにつながればと考えています。

―地域の役に立つ店づくりに取り組んでいます。

「ゆめタウン江津」(江津市)を昨年5月、開業しました。協同組合「グリーンモール」が36年間運営していた商業施設の閉店を受け、新スタートさせた店舗です。地域の暮らしに欠かせない生活インフラの機能を維持しながらリニューアルし、売り上げは3割アップし、地元の雇用にも貢献しています。オープン3年目の「ゆめタウン廿日市」(廿日市市)も、地域の人たちが集まる場になり、当店を核に住宅地や病院、他の商業施設ができるなど、地域活性化につながっています。

―今年は中期経営計画スタートの年になります。

これまで当社は単年度ごとの目標を定めていましたが、初めて3月から3年間の中期経営計画を作りました。最終年度となる20年度には営業収益9千億円を目指しています。また、3年以内には、スーパーを中心に40店舗の出店も計画。さらに22年度には、営業収益1兆円の目標も掲げています。

―人材育成に力を入れています。

地域に根差した店舗づくりにとって、最も大切なのは人材育成です。社員一人一人が自発的に考えながら、しっかり提案できる体制づくりが急務です。働き方改革と絡めて女性の管理職を積極的に育成しています。20年までに全管理職の20%、いずれは50%まで引き上げたいと考えています。時代のニーズに柔軟に対応しながら、地域にこだわり地域に愛される「日本一の高質リージョナル総合スーパー」を目指します。

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時間消費型の新しいライフスタイルを提案「LECT」
概要
社名株式会社イズミ
本社所在地〒732-8555
広島市東区二葉の里3丁目3-1
Tel 082(264)3211(代表)
設立1961年10月
事業内容ショッピングセンター、ゼネラル・マーチャンダイジング・ストア(GMS)、スーパーマーケット等の業態による衣料品、住居関連品、食料品等の販売およびインポート事業
資本金196億1385万円
営業収益7021億2100万円(2017年2月期)
従業員数1万4833人(2017年2月現在)
店舗中国・四国・九州 198店舗(2018年1月現在)
関連会社(株)ゆめカード、(株)イズミテクノ、イズミ・フード・サービス(株)、(株)ゆめマート、(株)スーパー大栄、(株)ユアーズ
ホームページhttp://www.izumi.co.jp