中国新聞LEADERS倶楽部
2017年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

大型案件 設計と施工を一括で

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執行役員中国支店長 池上 隆三 (いけがみ りゅうぞう)

―昨年12月、広島市中心部の大型オフィスビルが完成しました。

中区八丁堀で二つのビルを解体し地上16階塔屋2階建て延べ約2万6千平方メートル、1フロアの貸室面積が1千平方メートルを超える大型オフィスビル「スタートラム広島」が竣工しました。隣接ビルや道路への影響を最小限に抑えた地下工法など当社の技術力を結集しました。また地震発生時に被災度を判定する「建物安全度判定サポートシステム(小堀鐸二研究所開発)」が導入されています。当社にとって広島市中心部で今後につながる大きな実績となりました。

―今年は工場や物流施設、土地造成などの大型案件があります。

建築では、山口テクノパーク(山口市佐山)内の、鉄骨5階建て延べ5万平方メートルの医療機器製造工場や、広島市西区の物流倉庫の建設を担当します。いずれも設計と施工を一括して担当する「デザインビルド方式」です。お客さまの課題解決に向けた提案やコスト削減、新技術の採用など、当社の優位性を発揮できます。土木では三原市の本郷地区産業団地(I期)造成工事を担当します。

―事業継続計画(BCP)のセミナーが注目を集めています。

BCPは、地震や豪雨などの自然災害が起きた場合、企業が被害を最小限に抑え、事業の継続や早期復旧を可能とするための計画です。BCPの考え方や当社の支援技術などを紹介するセミナーを昨年11月に広島市内で開催しました。エネルギーやインフラ関連、製造業など幅広い業種の71社から106人が参加。最新のデータや事例の解説に高い関心が寄せられました。

―次世代の担い手確保などにも取り組んでいます。

中高生が普段見ることのできない建設現場を訪れる「鹿島サマースクール」を昨年7月から約2カ月にわたって全国で開きました。当支店では、スタートラム広島など4カ所の建設現場を計68人が見学。ものづくりのプロセスに触れてもらうことができました。また労働力不足が深刻化する中、働き方改革を進めています。協力会社を含め、4週8休制に準ずる休日の確保と、ICT(情報通信技術)の導入や機械化による生産性の向上を推進しています。より魅力ある建設業となるための取り組みを加速します。

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スタートラム広島
概要
社名鹿島建設株式会社
支店所在地〒732-0814
広島市南区段原南1-3-53 広島イーストビル
Tel 082(553)7900
設立1930年3月(創業1840年)
事業内容建設事業、開発事業、設計・エンジニアリング事業他
資本金814億円余
売上高1兆8218億円(2017年3月末現在・連結)
従業員数1万8032人(2017年3月末現在・グループ全体)
7611人(2017年3月末現在・単体)
支店北海道、東北、関東、東京土木、東京建築、横浜、北陸、中部、関西、四国、中国、九州
国内12支店、国内営業所27カ所、海外営業所等19カ国
関連会社鹿島道路(株)、鹿島建物総合管理(株)、ケミカルグラウト(株)、大興物産(株)、かたばみ興業(株)他
ホームページhttps://www.kajima.co.jp/