中国新聞LEADERS倶楽部
2011年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る。

安全・良質 卵の安定供給を継続

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代表取締役
秋田 善祺氏
(あきた よしき)

―市場の動向と事業の現況は。

国民一人当たりの鶏卵の年間消費量は約330個と世界屈指です。良好な市場環境のもと、当社は一日約450万個を生産し、70%を各地のスーパーに、30%を加工食品メーカーに直納。全国シェアの4%強を占めています。これまで関西圏を中心に展開していましたが、近年は千葉県に国内最大規模の採卵農場を造り、関東圏の販売も強化しています。

―静岡県でも新しい採卵農場の建設が進んでいます。

富士のすそ野で超近代的な採卵農場「富士山ポートリー」を2009年から建設中です。整備は約半分まで進み、一部が昨年末に稼働しました。現在は、最初の鶏群が卵の生産を開始。ポートリー全体はことし中に完成予定です。フル生産が実現すると、千葉の農場との相乗効果が期待され、中部・関東圏により多くの新鮮な卵をタイムリーに納入でき、供給量も関西圏とほぼ同等になります。

―着実に成長し続ける理由は。

飼料から親鶏やヒナの管理、卵の生産、包装・選別まで、すべて自社で行う「完全直営一貫生産システム」を採り入れ、安全品質を追求してきた結果と捉えています。中でも、10年に発売した栄養強化卵「ビィータ」は9種類のビタミンを含み、好評です。栄養バランスに優れたおいしい卵を求める消費者の声に応えようと、5年以上掛けて開発した自信作です。

―昨年3月に千葉県で鳥インフルエンザが発生しました。

最新の設備を整え、自社の研究所を持つなどして、日ごろからバイオセキュリティーの強化に務めてきたのが奏功し、幸いにも、弊社の千葉の採卵農場「いすみポートリー」への影響は全くありませんでした。全施設でヒナの予防接種などを実施し、あらゆる病原菌から親鳥と卵を守っています。サルモネラ菌を排除するために25段階の検査分析も行っています。

―今後の抱負をお願いします。

「安全・安心・おいしい」を不変のテーマに、これまで以上に高品質な卵づくりに取り組んでいきます。昨年の東日本大震災発生直後には、関東圏の流通網が混乱しましたが、当社はさほど支障なく卵を供給することができました。今後も体制を一層充実させながら、良質な商品の安定供給を実践し続けてまいります。

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千葉の採卵農場いすみポートリー全景(東京ドームの七つ分の面積)
会社概要
社名株式会社アキタ
本社所在地〒720-0814
福山市光南町3丁目7-30
TEL084(928)8222
設立1966年10月
事業内容1. 鶏卵の自家生産および販売
2. 採卵用初生雛、中・若雌の生産販売
3. 飼料の製造
4. 鶏用ワクチン類の製造販売
資本金9300万円
(グループ 3億3810万円)
売上高325億5400万円(2010年12月期)
(グループ 553億6000万円)
従業員数247人(2011年10月現在)
(グループ 842人)
支社・支店・工場東京、千葉、静岡、大阪、福山、庄原、三次、
三原(グループ含む)
関連会社(株)東城ポートリー他5社
ホームページhttp://www.akitatamago.co.jp